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2010年12月01日

ジェネレーションギャップ

 企業研修で埋めなければならないのは
ジェネレーションギャップだと、わたしは思っている。

たとえば、「数年って何年くらい?」という質問をすると、
50代の人たちの多くは、「7、8年」「5、6年」くらいの数字を言う。
でも、20代に聞くと、ほとんどは、「1、2年」。
 そのくらいずれている。

だから、上司は、「そのうちになんとかする」と、思っていても、
部下は、「ちっとも言ったことをやってくれない」ということになる。

 ここにツールが入ってくると、もっと溝が深くなる。
ブログにツィッターにフェイスブック…なんて言い出すと、
「使って楽しい」若者と、「なんだ、そんなもの」
と言いたいおじさまたちの間にやっぱり壁もできる。

 ドラマの話、タレントの話になると、
外国語を聞いている気分になることだってたくさんあるかも。
わたしだって、なんとか、世の中について行こうとしているけれど
世の中のほうが速い。

「何もかも変わらなくていい」と言うおじさまたちの話もよく分かる。
でも、それを言ってしまっても始まらない。どんな小さなところからでもいい。
会話して、近づくってとても大切。

 だけど、わたしは、信じている。しょせんは、人と人。
ちゃんと会話ができれば溝は埋められる。そして、それがコミュニケーション。

 そんな中で大学生たちのセミナーをさせてもらった。
コミュニケーションスキルにコーチング。そして、懇親会。
最初は、話題は就職活動の話。
でも、だんだんお酒が入ると、遠距離恋愛の話から、恋愛の話に。

「どうしたら、彼女に振り向いてもらえるか」
「やっぱり、女の子は企業の名前で男性を選んでいる」
「そんなことないよ。わたし、ダメな男とばっかり付き合っている」
「クリスマスまでに彼が欲しい」
「デートに誘うタイミングは」
などと大盛り上がり。

結局、やっぱり恋愛って普遍のものだよなあ。
それだけは変わらないな。なんて思っていたら、
携帯電話の番号とメールアドレスを赤外線で送り合っている。
やっぱり、ジェネレーションギャップあるかも…(笑)

大谷由里子

大谷由里子

大谷由里子おおたにゆりこ

(有)志縁塾 代表取締役

故横山やすしさんのマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし、一時は“伝説のマネージャー”として騒がれた大谷由里子氏。その後もベンチャー企業の社長やフリーのプロデューサーとし…

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