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2008年05月15日

聞き上手になる

ゴールデンウィークが終わってからというもの、講演とセミナーでほぼ毎日「話す」ことの多い日々が続きました。私にとっては楽しい仕事です。

講演は何回お受けしても緊張します。毎回毎回緊張します。 それでも、相手の方が一生懸命に聞いてくださると、とても上手く話せるようになるのです。
「<聞き上手>な人が会場にいるとほっとして話しやすいね」 と・・私の周りにいる講演やセミナーをする人すべてが言っています。

人の反応に敏感な(営業や人と関わる仕事をしてきた人は特に)人は、 聞いてくれない人がいるとその人が気になってしまいます。 自分なりに努力して相手が退屈しないような話題を探して話してみたりなど。

自分の中では、そういった<聞き下手>が多い会場の場合は焦りもあり、自己評価としては低い講演となります。 もちろん聞いてくださっている方はそんなことに気がつかないのですが、何千回も講演をやってくると、
「ああ、今日は最高のできだ」
「ああ、今日は60点だな」
と、自分の中で思うこともあるのです。

そういう意味では、<聞き上手>が多くいてくれる講演は、聞いている方がいい空気を作ってくれるため、結果的にいい講演になります。

さて、会社ではどうでしょうか?
社長の話を聞くとき、一生懸命にうなずいてメモをしながら聞けば相手は気分がよくなります。 相手の気分をよくできた人のほうが、相手から好かれますし、相手から信用されます。自分が人の話を聞く立場になったときに、出来る限り相手の話を一生懸命聞くという態度をとることが、会社の中でもとても大事になってくるわけです。

だから「聞き上手」というスキルは、人間関係において非常に重要です。 又、「聞き上手」でいようと思ったら、まずは自分が相手を話しやすい状態にしてあげるという思いやりを持つ大きな器が必要になります。

それに、素直に人の話を聞けるようになれば相手の話をどんどん吸収できるし、本当に自分の得することばかりです。

忙しいビジネスシーンの中で、つい人への思いやりが欠けてしまうことがありますが、その時は、この<聞き上手>を思い出し、意識をしてみて下さい。

私もいつも相手にストレスを与えないように、話を聞ける人になりたいなと思っています。 一緒にいて心地よい関係でいたいなと思っています。

和田裕美

和田裕美

和田裕美わだひろみ

元世界No.2セールス・営業コンサルタント

お客様の98%から契約をもらう「ファンづくり営業」で、外資系教育会社にて日本トップ、世界142か国中第2位の成績を収める。 同社の日本撤退に伴い収入もキャリアもすべて失うが、その後セールス・コミ…

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