世界から見た日本

2017年アメリカのトランプ大統領就任以降、世界各国が自国ファーストを優先。国益のために必要のない場所での衝突が連鎖し、最終的にロシアによるウクライナ軍事侵攻に繋がって行きました。世界情勢はかつての国境、民族、宗教に絡む戦闘だけでなく資源と環境問題を突きつける戦いにシフトしています。こうした世界変動の中では日本を含めたアジア地域の存在が世界各国を繋ぎ止める架け橋になり得るのかもしれません。アジアの連帯は世界情勢の大きな原動力であることはこれまでも認識されてきました。特にアジアの持つ人口力、約45億人、世界の約60％を占める推進力には世界中から期待と信頼が寄せられており、日本には各国との分け隔てのないNO BORDERの立ち位置でバランス外交を保っていくことが求められています。

現在の日本は激変の世界情勢の中で自国の立ち位置を明確にしていく外交戦略を引き寄せています。日本が得意とする人道支援外交、特に医療、教育、生活インフラの分野で世界各国に寄り添ってきた経験値は世界中から評価されており、これまで繋げてきた地球規模の支援体制を維持していくことが期待されています。次世代の情報戦争が拡大する中にあっても、日本には手にしたものを徹底的に突き詰め進化させていく技術があります。お家芸と言える思考力と実行力はいかなる環境下でも伝統基盤に向き合った革新に繋げていく土台であると感じます。

2023年はどの国、どの地域でもそこに暮らす誰しもがやりたいことをやってみる環境が求められているのかもしれません。世界と繋がるスイッチは身近にあることに多くの方が気付き始めています。子供でも大人でもジャンル問わず大好きなことを突き詰めていく。熱中する力とは疲れ知らずの継続の力を生み出すことであり、その自信が世界に触れるきっかけを気づかせてくれます。力み過ぎずに好きな道を極めることが世界とつながるはじめの一歩だと感じています。