丁寧に生きる

　二十歳、新成人おめでとうございます。
今年は、大雪の中での成人式でしたが、それはそれで一生の思い出となる旅立ちの一日ではなかったでしょうか。
晴れの日ばかりではなく、この日のように大雪や凍てつく風が吹く日も、お腹を抱えて大笑いする日もあれば、一人涙を流す日もある。それが、人生というもの。
しかし、はっきり言えることは、限りない未来があることです。

　人間に与えられた恵みとは、夢を持つこと。その恵みを最大限に生かすことが、自分を生きることのように思います。夢は、その人の道を切り開いてくれるものです。霧の中に入り込んでしまうことがあろうとも、自分の夢を抱き続けているのならば、どちらに向かえばよいのか直感が働いてくれます。
これから何をしたいのか、どんなふうに生きたいのか、どうぞ自分の心に向き合って、自分が幸せだと思える道を見つけて歩みを進めていって欲しいと思います。その夢の実現に時間がかかったとしても心から願い続け努力し続ければ夢は叶います。諦めずに自分の信念を大切にし、直向に努力を続けていくこと、それが丁寧に生きることに繋がるのではないでしょうか。

　新成人だけではなく、歳を重ねた私たち大人も、幾つになっても自分の人生を丁寧に生きることはとても大切なことです。若者も大人も物質的に豊かになる中で、忘れかけていた”心”について世代を超えて考え、それぞれの道を大切に歩いていって欲しいと思います。

　かって昔、貧しいなかにも逞しく切り抜けて生きた人々がいました。そこには時代がもっていた温かさがありました。
子どもや若者たちが、夢を抱きその夢を追い続けられる社会にしていくためにも、私たち大人もそれぞれ心は何時も前を向いて歩みを進めて行きたいものです。

　それぞれが、それぞれの花を咲かせることができますように！

　今年もコラムどうぞ宜しくお願いいたします。