今日という日を最高の一日にしましょう。どうせなら楽しい一日を過ごしたいものですね。それでないと、何のために生きてるかってことになります。
みなさんも、親子で過ごす今日という日をまたとない一日にしてください。子どもはだんだん親の相手をしてくれなくなります。子どもはけっこう早く大きくなるので、あっという間ですよ。
よくありがちな間違いは、将来のために今日を犠牲にするという生き方です。「将来立派な大人にしたいから、子どもである今は叱って育てる…」的なやり方をしていませんか?子どもを毎日叱っている親は、このやり方の信奉者だといえます。
こういう考えでいると、後で後悔することになります。なぜなら、「将来」などというものは決してやってこないからです。
それは水平線のようなものです。水平線は存在するように見えます。もし、あなたがそこにたどり着こうと考えて一生懸命船をこいだらどうなるでしょう?そこにたどり着くことができるでしょうか?
いいえ、それは不可能です。あなたは、行けども行けどもそこに到着することができません。なぜなら、それは存在するように見えるけど実際は存在しないからです。
「将来」も同じです。それは存在するように見えますが、実際は存在しません。それがやってくるときは、常に今日の「今・ここ」としてやってくるのです。ですから、今日の「今・ここ」を大切にしてほしいと思います。
子どもは今日の「今・ここ」が幸せなら、幸せ体質が身につきます。その体質で生きていけば人生ずっと幸せになります。
今日の「今・ここ」が不幸せだと、子どもは不幸せ体質になってしまいます。どういうことかというと、親がずっと叱り続けることで、子どもが「自分はダメな子だ。どうせ自分は何をやってもダメだ」「親は自分のことが嫌いなんだ。どうせ自分は誰にも好かれないよ」と思い込むようになってしまうと、一生涯ずっと不幸せということになりかねないということです。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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