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コラム 教育

2012年09月25日

親が予定帳を毎日見てあげれば忘れ物は必ずなくせる

 子どもの忘れ物を減らすために一番オーソドックスな方法は、夕食前とかお風呂前などと時間を決めて、親が予定帳を見てあげることです。

 予定帳を見ながら、明日学校で使うものが準備できているか確認してあげれば、子どもは忘れ物をしなくてすみます。

 また、予定帳を見れば宿題がきちんとできているかも確認できます。

 さらに、次の日に体育でマット運動をやるとわかったら、「お母さんは子どものころ前回りができなくてね…」などと話してやることもできます。

 算数で分数をやるとわかれば、カステラを切りながら「カステラ4分の1と8分の1、どっちが欲しい?」などと聞くこともできます。

 次の日のことでなく、今日の学校での出来事を話題にすることもできます。「今日、初めてローマ字を習ってどうだった?」「ローマ字ってわけわかんないよ」とか「社会の水産業の勉強でお母さんたちは〇〇漁港に見学に行ったんだよ」「え~、いいな!」などという会話ができます。

 つまり、今の子どもの勉強内容をつかんで少し刺激したり、おしゃべりに花を咲かせたりすることができるのです。

 さらに、毎日予定帳を見ながら、それについて何か1つほめるようにするといいと思います。「この字とこの字が上手だね」「もう『業』なんていう難しい字を習ってるんだね」「予定帳の字が丁寧になってきたね」というようにです。

 しっかり書けている字に丸をつけたり、そのページに花丸をつけたりシールを貼ったりしてあげるのもいいでしょう。

 このように毎日ほめ続けていると、子どもは予定をしっかり書いてくるようになります。これはとても大切なことです。予定黒板を見て予定をしっかり書くのは、忘れ物を防ぐための第一歩だかです。

親野智可等

親野智可等

親野智可等おやのちから

教育評論家

教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…

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