スポーツ選手が試合に勝ったときに受けるインタビューをヒーローインタビューと言います。
これを子どものモチベーションを保つ方法として、活用することができます。
例えば、子どもが漢字検定の合格を目指して漢字の勉強をしているとします。
そのとき、漢字検定に合格したと仮定して本人にインタビューするのです。
「今のお気持ちをどうぞ」
「合格してうれしいです」
「どんなことが大変でしたか?」
「眠くてもその日の勉強をやらなきゃならないとき、大変でした」
「それを乗り越えられたのは、なぜですか?」
「家族の協力があったからです」
親のインタビューに答えることで、子どもは願望達成した状態をイメージできるよ
うになります。そして、達成時の姿やうれしい気持ちをイメージすることで、それを
目指してがんばろうという思いが強化されます。
ヒーローインタビューごっこは、親子の遊びとして楽しみながらやるといいでしょ
う。そして、さらに、夜、眠りにつくときうまくいったときのことを思い浮かべながら
眠るように教えてあげてください。すると、眠っている間中そのいいイメージが続く
ことになります。
このようなイメージトレーニングによって、その達成状態が当たり前のことになっ
ていきます。つまり、「自分はできる」と本人が思いこめるわけで、これほど強いこ
とはないのです。
このほかにも、次のようなことを思い浮かべながら眠りにつくといいでしょう。楽
しかった思い出、うまくいったときのこと、ほめられたこと、これからある楽しみ、
などです。これを続けると、プラス思考になっていきます。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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