みなさんは、そのときの気分や自分の都合で子どもへの対応が変わるということはありませんか?
例えば、子どもは同じことをしているのに、あるときはひどく叱り、別のときは叱るどころかにこにこ笑って許すなどということです。
また、上の子と下の子への対応が違うということはありませんか?つまり、同じことをしているのに、許される子と許されない子がいるなどということです。
実は、多くの親がこういう一貫性のないことを平気でやっています。はっきり言うと、子どもをなめて甘く見ているのです。でも、子どもはこういうことにとても敏感です。
このような一貫性のない親に対して、子どもが真の厳しさを感じることはありません。それどころか、親に対する不信感が育ちます。
そして、自分を守るために親の顔色を見て行動する癖がつきます。これは、職場における上司と部下の関係においても言えることです。一貫性がなくご都合主義の上司が、部下に信頼されるということはあり得ません。
真の厳しさとは一貫性があるということです。親に一貫性があれば、口うるさく言わなくても子どもは自らを律するようになります。
しかも、親を尊敬してくれます。厳しさとは感情的に子どもを叱りつけることではないのです。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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