子どもがよい自己イメージを持てる写真をたくさん撮って、家の中に貼っておきましょう。
1つには子どもが何かがんばっているときの写真です。例えば、ピアノの練習をしている、お手伝いで風呂洗いをしている、サッカーのリフティングの練習をしている、などです。
もう1つは何かを達成したときの写真です。例えば、陸上大会で1位になった、書初めで金賞を取った、ソロバン5級に合格したなどです。賞状やトロフィーがあれば、それも持って写りましょう。
人間の脳は本人が意識していなくても常に情報収集をしているそうです。同時に、それらの情報を無意識のうちに意味づけているそうです。
つまり、子どもはこういう写真を見るともなく見ているうちに、「自分はけっこうがんばってるな」「自分はがんばれるんだ」「自分はやれる。成し遂げられる。達成できる」というよい自己イメージを育てていくことができるのです。
数多くの写真がその証拠です。これらの写真が、常に無言のメッセージを発し続けてくれています。
ですから、子どもを勉強を好きにさせたいと思ったら、読書や勉強などの知的なことをしている姿を写真に撮って貼っておきましょう。
知的なことをしている姿は誰でも凛々しいものですが、そういう自分の凛々しい姿を自分で見る機会はほとんどありません。
写真に撮って貼っておけばそれを見ることができます。そういう自分の姿を毎日見ていれば、実際に子どもはだんだん知的になっていきます。
親野智可等おやのちから
教育評論家
教育評論家。本名、杉山桂一。長年の教師経験をもとに、子育て、しつけ、親子関係、勉強法、学力向上、家庭教育について具体的に提案。『子育て365日』『反抗期まるごと解決BOOK』などベストセラー多数。人気…
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