首都圏では、中学受験のシーズンが終わり一段落着いたこの時期、多くの進学塾で、数年後に受験を目指す子どもたちの入塾の季節を迎える。
皆さんの中にも、数年後に中学受験を、と意気込んでいる方が多いと思うので、今回はそういう方々に向けて、塾選びの奥義をお伝えしよう。
《門外不出の3か条》
1・入塾は小3の2月がベストと心得るべし。
2・塾を選ぶ前に子どものキャラを見極めるべし。
3・父親が実際に教室を訪ねて決めるべし。
まず入塾の時期についてだが、近頃は大手塾が、小1生から募集している。しかし、あまり早くスタートを切ると子どもが息切れする。親も軍資金が底を尽く。かといって入塾が遅くなると、学校ごとにクセがある試験に対処できなくなるので、個人差はあるが、小4生になる前あたりが最適なのだ。
次に「キャラを見極めよ」だが、勝気で芯が強い子、難関校志向の子なら大手塾。一方、おっとり型で、周りにお膳立てしてもらいたがる子なら、指導が細かく特定の有名校に強い中規模塾。そしてマイペースな子、集団が得意でない子、習い事を犠牲にしたくないと考えている子なら今流行りの個人指導塾が望ましい。
こうした点を踏まえながら、母親だけでなく父親も子どもと一緒に教室を訪ねてみることだ。塾を挙げての説明会に出ただけで良し悪しを判断せず、実際に子どもが通う教室の室長や講師と何度も話し、費用や、デキが悪くても面倒見てくれるのかなど、母親では聞きにくいことを遠慮なく聞き、あとは子どもの意見も踏まえて決定しよう。
中学受験を考えていないご家庭でも、新学年を前に塾を検討するケースが多いと思うが、これも、母親任せにせず父親も出向いて、雰囲気を確かめておきたいところだ。
清水克彦しみずかつひこ
びわこ成蹊スポーツ大学特任教授
文化放送入社後、政治・外信記者を経て米国留学。帰国後、ニュースキャスター、南海放送コメンテーター、報道ワイド番組チーフプロデューサー、解説委員などを務める。大妻女子大学や東京経営短期大学で非常勤講師を…
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