ウォッカ、ブエナビスタ……
2009年印象に残った「馬」である。
原稿を書いている現在、「有馬記念」前なので確認はできないが
「有馬記念」の一番人気はブエナビスタであろうか?
競馬は男性社会の象徴でもあった。
名馬といわれるのは牡馬。
シンザン、シンボリルドルフ、トウカイテイオー、オグリキャップ、
ところが2008年、ついに牝馬のウォッカが「日本ダービー」を制した。
そして2009年はブエナビスタが大活躍、これまた牝馬。
唯一G1路線で活躍して印象深かった牡馬はG1を2勝して引退したカンパニー。
8歳という高齢の牡馬で名前がカンパニー(会社)。
なんだか社会を集約しているみたいで面白い競馬会である。
こんなことも時代の変化なのだと感じてほしい。
「Don’t think. Feel!」 ……ブルース・リーだったか?
さて、TVを観ていると「○割引」のCF、ワイドショーには「激安○○」ばかりで
気分が滅入ってくる。
誰かが止めないと、そして特にメディアが協力して何とかしないと
2010年は悲惨なことになる。
「成城石井」というスーパーをご存知だろうか?
売り上げは好調、店舗数も増加、
ひとつの成功したビジネスモデルとなっている。
「成城」というのは東京都世田谷区の超高級住宅街。
30年ほど前、成城大学に通っていた私は
毎日のように「成城石井」というスーパーの前を歩いていた。
何度か買い物をしたことがあるのだが、
当時1個1000円のグレープフルーツが当たり前のように陳列されていた
高級スーパーマーケットであった。
そして時は過ぎ、再び「成城石井」の噂を耳にし、目にするようになって驚かされた。
ナショナルブランドの商品にできるだけ近い品質と味を保ちコストダウンをしたものがプライベートブランド、という、最近の大企業が進めてきたPB戦略とは逆の発想を持っているのである。
調味料や食品、「成城石井」のPBはNBよりも上代が高い。
それなのに「売れている」のである。
それは商品としての魅力アップを図っているからである。
「安くないと売れない」という
デフレ時代の固定観念を壊してくれたことに拍手をおくりたい。
女性は男性に比べて「感覚」に優れている。
「安いから買う」のではなく
コストパフォーマンスを「感じて」消費するのである。
そして魅力的な商材があれば消費してくれるのである。
女性の場合、潜在的な消費意欲はいままだ健在。
ぜひ魅力的な商品を世の中に送り出して
この停滞したムードを壊してもらいたいと願っている。
相沢正人あいざわまさと
キラー・コンテンツメーカー
1957年東京都生まれ。 成城大学文芸学部芸術学科卒業後、(株)光文社に入社。「茶髪」「公園デビュー」「シロガネーゼ」など生活する街に根ざした数々のヒット企画をネーミングと共に展開。同時にモデル発掘…
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