生徒さんたちで「もっと早く顔ヨガを知っていたら」と言う方がたくさんいらっしゃいますが、私自身も若い頃から顔ヨガを知っていたら、もっと問題に賢く対処できて、ムダなトラブルに巻き込まれることも少なかったのではないかと思うことがあります。
過去を振り返ると、私は馬鹿正直に無我夢中で問題に体当たりしていたように思います。相手がどう考えるか、自分をどのように見せたり、ふるまったりしたら、相手に思いが伝わるか、ということを全く考えていませんでした。頭にきたら怒る、焦っている時はアタフタする、疲れ顔も隠す余裕がなく、全身で「私疲れてるの」アピールをしていたように思います。その方が相手に自分の気持ちがストレートに伝わるだろうと感違いしていました。
でも、そのせいで人とのトラブルが日常茶飯事。ケンカをするほど仲がいいといいますが、ぶつかることが生きている証拠と思い込んでいたのです。
恥ずかしい話ですが、当時「表情をコントロールする」ということの大切さに全く気づいていませんでした。
顔ヨガに出会い、たくさんの生徒さんたちに笑顔の効果、表情グセの解消などを教えてきて、美容だけでなく様々な効果を感じてきました。
中でも、顔ヨガを行うことで表情が豊かになり、表情をコントロールすることで、感情もコントロールできることが分かったのは、大きな収穫でした。
たとえ相手の言動にカッときても、一瞬息をふ~っと吐いてから表情を作ることで、余計なトラブルを避けることができます。自分の感情をそのまま顔に表してしまうのではなく、相手に自分がどう思われたいかを表情に乗せることで、今までは「私の気持ちを分かってくれない人」と思っていた友人が、言葉に表さなくても気持ちを汲んでくれるようになったのです。
私が指導をする表情筋トレーニングは顔の中にある60種類の筋肉を意識的に鍛えることで、人からどう見られるか、セルフコントロールを実現していきます。
毎日2~3分続けていると、1~2週間ほどで表情筋が動かしやすくなります。顔の筋肉を駆使して、誤解を受けがちな表情グセを直したり、心が伝わる上手な笑顔のレッスンなども行います。
難しい仕事に携わり忙しく、時間も余裕もない状態の時に限って、周りとのトラブルまで発生して困ったという経験はありませんか? それは、以前の私のように、表情や所作に余裕がなくなっていることが原因の一つかもしれません。
人から信頼される人物は、どんなに忙しく追い詰められた状況でも、平然を装うテクニックや自分の見せ方を知っています。顔のセルフコントロールが上手な人こそが、仕事上手でもあるのです。
ピンチの時こそ、チャンス!苦しい時、困った時こそ、表情を意識して作るといったアプローチもお忘れなく。みなさんの思いが伝わって、きっと大変な時に周りが手を差し伸べてくれるようになるでしょう。
間々田佳子ままだよしこ
顔ヨガ講師
タンゴダンス世界選手権 アジア大会 ステージ部門 チャンピオン(2010年)の経験を持つ顔ヨガ講師。表情筋トレーナー。30代後半に顔が衰え、フェイシャルヨガ創始者・高津文美子に師事し講師となる。自らの…
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