プライベートや仕事を問わず、緊張するシーンってありますよね?
特に人前でのスピーチや、初対面の人にセールスをかけるときなど「なぜ、ここぞ!というチャンスの時に限って、顔がこわばり、いつも通り話せないのだろう?」と、自分を責め、落ち込んだ経験のある人は多いのではないでしょうか?
慣れない場面で顔がこわばってしまうのには、生まれ持った性格や経験も関係しています。
しかし、特に最近顔に影響を与えているのが、PCやスマホの存在です。液晶画面を長時間集中して見ていると、多くの人が表情をピタッと止めて顔の筋肉を固めたまま作業しています。文字を打つ時やSNSを眺めているときに表情筋を動かしている人はまずいないでしょう。
本人が気付いていなくとも、表情筋を動かさないことが「顔のクセ」になっている人が、実はたくさんいます。それが元で、なんとなく表情に覇気がなくなり、疲れているように見え、まさに「顔が運動不足」に陥っているのです。
顔の筋肉を動かしていないと血液やリンパの流れが滞り、古いゴムのように弾力がなくなります。その状態からいきなり表情豊かに話をしようとしても、顔が引きつり、笑顔もぎこちなくなるのは当たり前です。
この原因が「顔の運動不足」であることに気づかず、もともと気弱な性格だからとか、経験不足だからしょうがないと諦めている人が多いことをいつも残念に思っています。顔の運動さえすればすぐに表情の緊張は克服できるのです。
「体」を使うどんなスポーツでも、最高のパフォーマンスをするためには柔軟体操や練習が欠かせません。1日休むと感覚を取り戻すのに数日かかると言います。「顔」だって筋肉ですから同じことです。使わない時間が長いほど動かす感覚を忘れてしまいますから、顔のエクササイズである顔ヨガをぜひ習慣にしましょう。
更に、ここ一番という場面で顔が緊張しそうになったときは、「ムンクの顔」の顔ヨガを2〜3回してみましょう。手で顔を覆い、コソ〜ッと口を大きく縦にひらき顔を上下にグ〜ッと伸ばすだけでOKです。顔が緩み表情が作りやすくなります。
じつは、顔ヨガは表情だけでなく感情にも良い影響を与えています。一般的には緊張するから顔がこわばると考えがちです。しかし、トロント大学の心理学者サスキンド博士をはじめ多くの学者によれば、「こわばる顔を作るから、怖いという感情が芽生える」という実証データが発表されています。逆の発想をすれば、顔の緊張をゆるめるコツを知っている人は、緊張もしなくなるということです。
「ここ一番」を心身ともにリラックスして迎えるためにも、顔ヨガで緊張をほぐしてあげてくださいね。
間々田佳子ままだよしこ
顔ヨガ講師
タンゴダンス世界選手権 アジア大会 ステージ部門 チャンピオン(2010年)の経験を持つ顔ヨガ講師。表情筋トレーナー。30代後半に顔が衰え、フェイシャルヨガ創始者・高津文美子に師事し講師となる。自らの…
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