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2010年12月03日

「KARA」に学ぶことがある

 ヨン様の「冬ソナ」でオバさま達に第1次韓流ブームが始まって、アラサー世代のブランドPRやエディターの女性達に人気のガッチリ系俳優のクォン・サンウやモデル出身のカン・ドンウォンらが第2次韓流ブームの火付け役となり、いよいよ今年は中学生女子が第3次韓流ブームの幕を開けたかと思ったら、相手は男性ではなく、同世代の女の子達だった?
 
 今年のお正月、神戸の実家で中学2年生だった姪から、初めてPVを見せられた韓国のアイドルグループ「少女時代」。次にゴールデンウィークに彼女が東京に遊びに来た時には、日本デビューする前の「KARA」を知ることに……。以来、今、日本の10代の女の子達の心をジャニーズに負けないくらい掴んで離さない韓国アイドルの存在が、俄然人気になり始めました。

 彼女達の、とにかく脚を出してスタイル良く見せる韓流アイドル系ファッションが若い女の子達の憧れになる中、12月に入ってこの気になる現象はますますヒートアップしている様子。このまま取材せず年は越せないと、韓国女子アイドルブーム解明のため、少女時代のコピーグループをつくる9人の女の子達に集まってもらって、早速、日本のトップガールズアイドルグループのAKB48との違いからインタビューを開始。すると、いきなり9人全員から「クオリティが違うんです!」と一喝!! 韓国アイドルは下積み時代に死ぬほど歌とダンスを練習するので、そもそもAKB48と並べて話すこと自体あり得ないというのです。さらに、センターの3人だけが可愛いAKB48とは違って、少女時代は全員可愛くて、ダンスも上手く、スタイルもヤバイ(最高!)、さらに性格までも良いと言い切るので、どうしてそこまでわかるの?と質問してみると、You Tubeで韓国バラエティを、他にMnetでも細かく彼女達の素の部分をチェックしているとのこと。「KARA」も同様、歌とダンスに実力があって、皆、大人っぽいけど可愛い。普段は同世代の自分達と変わらず普通っぽいのに、いざステージに上がるとアイドルとしてのすごいパフォーマンスを発揮する。これが彼女達の憧れる「クオリティ」ということらしいのです。

 なるほど、私も実際にスタジオでAKB48を観ても、オニャンコクラブが今どき風にアレンジされた現象のひとつであって、特別何か感じるものがありませんでしたが、「少女時代」「KARA」のステージを観た瞬間「カッコイイ!」と思い、TVインタビューに答える姿に「このコ達、可愛い!」と思ってしまったのです。ステージで見せる真剣勝負の厳しい顔と、普段には気取らない大笑いが似合う素顔を合わせ持っているのが、彼女達の新鮮な魅力なのではないでしょうか。

 真剣な顔と無邪気な笑顔、この2つの顔を持っていることこそ、今、この時代にモテる女性の秘訣です。ファッションやメークデビューする中学生の頃に、男子よりも女子ウケが優先される時代。10代の女の子達のモテ感は、今後ますます同性の目を意識しながら育っていくはずです。2011年は、そんな新しい世代も含めて、仕事でもプライベートでも必須となる「女性にモテる女性の法則」を、現場取材を通じてわかる有名人やトップ読者モデルの実例を挙げながら、お伝えしていきたいと思っています。

中村浩子

中村浩子

中村浩子なかむらひろこ

株式会社ヴィーナスプロジェクト 代表取締役社長

大学在学中より、光文社「JJ」において、ファッション・ライフスタイル担当の特派記者となる。その後、小学館「CanCam」を経て、光文社「VERY」、「姉VERY」、「STORY」の創刊記者を務める。オ…

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