1月も20日を過ぎると、女心は早くも冬物セールからヴァレンタインデーにシフト。美味しいもの三昧のお正月の後、カゼもひき、早急にダイエットとビューティチャージが必要となる2月上旬、現役女子達には「今、何に投資すべきか」の選択が迫られています。
「カレシがいない」「結婚相手が見つからない」新年早々、スマートフォンのサービスの取材の席で20代~30代の仕事を持つ女性達が熱く語ってくれたのは「私に合う相手が見つからない」というデキる女子ならではの悩みでした。だからこそ、ちょっとでも気になる、あるいは目にかなう可能性のある男子がいたら、微妙なニュアンスでも好意が示せるヴァレンタインデーは逃せない。女子が堂々とアプローチ出来る2月14日は、新年最初の恋愛サバイバル第一戦。「数週間後に迫った決戦の日をどう迎えるか」、直ちに決断する必要があるという話で盛り上がりました。
飲食系システム開発会社の管理部に勤めるA子さん(25歳)は同世代の取引先の男性に向けて、わかりやすくウケる「見かけ」で勝負することを決め、ウィークデイは樫木裕実さんの「頑張らなくてもやせる」を実行しつつ、2月14日までの3週間の日曜日を美容室、ネイルサロン、エクステの予約で埋めました。毛先はふんわり、指先はピンク、まつ毛はCカールと接近戦もコワクない見かけの装備に力を入れ、ファッションは冬ものでも男性が注目する脚だけは、ワンピースからキレイに長く見えるよう、ルブタンのヒール(春夏も履けるベージュで)を投入。とにかく「可愛さ」に集中した作戦で臨みます。
一方、イベント会社企画担当のB子さん(33歳)は、潔く2月14日は見送ると判断。目標設定を4月として、ターゲットは新入社員の男子。就職難を乗り越えて採用された「これから伸びるコ」に投資したいからこそ、4月まで無理なく続けられて筋力のあるキレイなカラダがつくれる美木良介の「ロングブレスダイエット」を始めることに。同時にクリニックで1月半ばから花粉症予防治療をスタート。街中にマスク姿の女性が増える季節にこそ、颯爽とキレイな大人の女性として目立つ作戦を立てました。もちろん1月のセールは見送って、ひと足早く素肌に気持ちのいい上質素材の白シャツをセレクトショップ「ドゥーズィエム クラス」でキープ。年上のカッコイイ大人の女性の準備を、着々と進めています。
ファッション系の女性誌では、よく「モテ服」の企画が組まれていますが、それは女性目線の発想で、実は男性が女性の服そのものを見ていることはほとんどありません。男性は洋服から出ている女性のカラダを、美しいフォルムとして見ているもの。なので、ワンピースから出ているスラリと伸びた脚や、白シャツのボタンをひとつ外した胸元の開きにドキッとするのです。
A子さんが目指す、全体的に細身でキレイな脚をチャームポイントにするK-POPアイドル風のカラダも、B子さんが目指す引き締まったアスリートビューティ風のカラダも、共に「男心」をつかむ正解なのです。もはや、恋愛サバイバルには女性が考える「モテ服」は通用しません。草食系男子が増え続ける時代には、ガリガリ過ぎるスリムでもなく、豊満過ぎるセクシーでもない「モテボディ」が必要とされているのです。
中村浩子なかむらひろこ
株式会社ヴィーナスプロジェクト 代表取締役社長
大学在学中より、光文社「JJ」において、ファッション・ライフスタイル担当の特派記者となる。その後、小学館「CanCam」を経て、光文社「VERY」、「姉VERY」、「STORY」の創刊記者を務める。オ…
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