アロマブーム、アロマ全盛の今、朝起きてから夜、ベッドに戻るまで、一体どれくらいのアロマグッズと接しているか、数えてみたことはあるでしょうか。
学生、OL、主婦、あるいは若い男性たちを含めそれぞれのライフスタイルの中で、出会う商品群に違いはあれど、相当な数になっているかと思われます。
ここ数年、香りビジネスが注目され、次々と商品開発される中、既存の商材に何でも香りをつけてしまうという動きがあることも否めません。そこで、もともと癒しの効果を期待して、好みの香りをひとつかふたつ選んで楽しんでいたのに、アロマグッズが日常品としてそこら中に蔓延したことで、今度は毎日の生活に「どの香りを選ぶべきか」という選択のストレス、ズラリ並んだアロマグッズの前で、買う前に疲れてしまうことも多々あります。
先日、聞いた30代の子育てママの話です。
梅雨時期の今、ルームフレグランスを置くリビングに部屋干しになりがちな洗濯物の柔軟剤の香り。さらに子供たちの健康を考え、まめにかけるお掃除用のクイックルワイパーもアロマシリーズと、図らずも香りの三重奏になってしまって・・・好きな香りも重なれば「クラッとした」と苦笑いしていました。
重なるといえば、朝の通勤時間、ラッシュアワーの地下鉄で、ぴったり隣り合せになった20代の女性。メールする手元からはハンドクリームかネイルオイルの甘い香り、ロングヘアからはシャンプーの香り、洋服には香りミスト。そして愛用のクロエと思われるローズ系の香水…と、フローラルでまとめているとはいえ、香りの四重奏。周りの人には、朝からヘビーだったかもしれません。
TVでは、アロマ柔軟剤に香りづけをするためだけの、アロマジュエルを組み合わせるレシピを紹介するコマーシャルがスタート。ダウニーとのコラボ商品もまだまだ登場しています。ファッション同様に日常のレイヤードカジュアルが主流になって、香りも重ねづけ、レイヤードスタイルが広がっていくなら、癒されるはずの香りに疲れてしまわないよう、お気に入りのジーンズやTシャツのように、香りも基本アイテムを決めて重ね技を磨く必要があるでしょう。
中村浩子なかむらひろこ
株式会社ヴィーナスプロジェクト 代表取締役社長
大学在学中より、光文社「JJ」において、ファッション・ライフスタイル担当の特派記者となる。その後、小学館「CanCam」を経て、光文社「VERY」、「姉VERY」、「STORY」の創刊記者を務める。オ…
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