太陽が一番眩しく輝く季節になりましたね。暑中お見舞い申し上げます。
さて今回のテーマは「赤」です。
日本では太陽の色を赤で表すことが多く、天気予報の晴れマークも子どもが描く「お日さま」も赤ですね。
他の国々では、白や黄色、オレンジなどで表される太陽。なぜ日本では赤で描かれることが多いのでしょうか?
日本における太陽の赤は「日の出」を意味していると言われています。中国大陸や朝鮮半島から見れば、日本は太陽の上る東にある国です。日本国の由来と言われる「日の本」。
このような由来があのシンプルな国旗のデザインに反映されています。日本は朝日が差す国というわけです。
このように太陽に代表される赤のメッセージはたくさんあります。
情熱や活動的な要素を伝えたい時、例えばネクタイの色で赤を使うと、おのずと「やる気」の表明になり、相手のモチベーションをも高めます。強い自己アピールには最適です。
また赤は「闘志」の色としても認識されています。世界的に見てみると「革命」や「独立」に流された血の赤にちなんで国旗に赤が使われている国も多くあります。
また赤が持つ「興奮作用」や「高誘目性」から、購買意欲を刺激する色でもあります。
街で見かける『SALE』の文字は、私達の赤への認識能力を遺伝子レベルで活用した技でもあるのです。この赤を使って、売上が20%も上がったという研究結果もあるほどです。
生理作用としては交感神経を刺激するので、血流を良くして身体の代謝を促す、冷えを緩和させる作用なども報告されています。
アドレナリンの分泌も促しますから、食欲中枢を刺激して食欲が増す作用もあります。ダイエットにはおススメできない色でもありますね。でも、気力や体力が消耗気味の場合には是非活用してみてください。
以前、色にはポジティブな要素とネガティブな要素があるとお伝えしましたが、もちろん赤も同様です。
「怒り」や「嫉妬」などのイメージもあり、時間の経過を長く感じさせる作用もあります。 良くも悪くもメッセージ性の高い色なので、使う場合には状況を考慮されますように。
最後に、「食の三原色」の一つとされる赤い食べ物。肉や赤身はエネルギーの源です。
またトマトやスイカの赤には、カロチンの一種リコピンが含まれ抗酸化作用もあります。
そして何より「赤」は食欲を刺激しますから、バテてしまいそうな猛暑には、赤のパワーに元気をもらいましょう。
榊原貴子さかきばらたかこ
ファッション&カラーコンサルタント
パーソナルカラ(=個人に合う色)に基づいて、メイクアップからファッションにいたるまで、個性に合わせたパーソナル・ブランディングを提案する。女子プロゴルファーの横峯さくらへのカラーコーディネーションおよ…
ライフスタイル|人気記事 TOP5
時は金なり
相沢正人のコラム 「女の時代サバイバル」
『産む、産まない、産めない』という女性の選択
甘糟りり子のコラム 「作家 甘糟りり子コラム」
ファッションテーマは何ですか?
榊原貴子のコラム 「美塾~セルフディレクションの法則」
講演・セミナーの
ご相談は無料です。
業界21年、実績3万件の中で蓄積してきた
講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。
趣旨・目的、聴講対象者、希望講師や
講師のイメージなど、
お決まりの範囲で構いませんので、
お気軽にご連絡ください。