日本語は気が回る、気が付く、気をつけるなど気を使う言葉があるように、日本人は本当に心使いが素晴らしいと思うことが多くある。
英語でも同じような言葉も使われるが、私たちが使用する日本語には気という言葉を使う瞬間がよくあるだろう。
相手の気持ちになり、相手がどのように感じるかを常に考えていることは当たり前と思うかもしれないが、自分が疲弊している瞬間はないだろうか。
気を使ってくれる人と一緒にいると気持ちがいいし、気分良く過ごせる。私は本当に素晴らしいなと心から思う人によく出会う。
次は私も相手に何かしてあげたいと思うし、ずっとこの人と関わっていきたいと思う。
でもみんな人間なので、疲れることもあるし、あげてばかりではなんとも言えない気持ちにもなる人もいるだろう。
人はその「気を使ってくれたと感じること」がバランスだと私は思う。
私が思うことは、もし気を使い過ぎて疲れている人がいたら、自分のハッピーを優先して欲しい。
それとは逆に、気を使ってもらっている人は、何かを返そうと思う心が大事だ。
人はあげてばかりもいられないし、もらってばかりもいられないのだ。
日本人だからお互い感じられる気持ちがあると思う。
だからこそ、言葉にして伝えることが大切だし、何事もバランス。人間関係も。
「ありがとう」思ったら伝えられるように。
ちょっとした、「気使い」を自身のハッピーに!
伊藤華英いとうはなえ
競泳オリンピアン(北京/ロンドン五輪 水泳女子日本代表)
べビースイミングから、水泳を始め、15歳で日本選手権に初出場。女子背泳ぎ選手として注目される。2008年日本選手権女子100m背泳ぎで日本記録を樹立。初めてオリンピック代表選手となる。その後、怪我によ…
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