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2019年10月25日

人のことが気になりすぎるのはよくないことなのか。

みんながみんな、同じ考えではないというのは頭ではわかっている。
けれども、いざ職場で、友人関係で、様々な場面で「なんか変な人」「合わないかも」と思う時もなきにしもあらず。

私は、尊敬する人というか友人というかお姉さんというか、いつも的確なアドバイスをくれる方いる。その人は、人のこともしっかり見ているし、自分のことも常にしっかり決断している。気になっていると言えば気になっているが、いつも明るいし、元気で一生懸命だ。

私は元々、アスリート。引退後に素晴らし方に沢山出会ってきた。もちろん現役中から「こんな人になりたい」とか「このバイタリティ欲しい!」と思っている人も沢山いる。私も職場で、上司から「尊敬できる人を職場に作りなさい」そう言われてきた。職場以外でも尊敬できる人が多くいるというのは、ほんとうに人生を豊かにできる。そう感じる。

その私が引退後に出会った方で、女性として沢山アドバイスくれる人がいるのだ、「私、誰とでも楽しくできるよ!あんまり人の悪いところ気にならない!」こんなことを言っていた。その方のキャパシティなのかもしれないが、人のいいところを見つけるのは難しいと感じるが、人のいいところを沢山見つける力というのが大切な気がする。でもその人は、はっきりそれはダメだよとか、常識としてはこうだよとか、いろんな角度で色々意見を言ってくれる。褒めるだけではないし、忠告ばかりでもない。だから、八方美人とかではなく、自分という軸がしっかりあるから迷わないし、人にいい意味でそこまで興味がないのだ。

人のことが気になりやすい人は自分より、他人へのコミットが大きいのかもしれない。でも人のことが気になる人は優しい性格を持っていると思うので、そんな自分も認められたら楽になるかもしれない。決めつけないで柔軟に。いろんな側面を見ることができる人は自分のことも肯定できるものなのかもしれない。
自分がどうしたいか、どのなりたいのか。やっぱりこれが1番大事な軸になる。

伊藤華英

伊藤華英

伊藤華英いとうはなえ

競泳オリンピアン(北京/ロンドン五輪 水泳女子日本代表)

べビースイミングから、水泳を始め、15歳で日本選手権に初出場。女子背泳ぎ選手として注目される。2008年日本選手権女子100m背泳ぎで日本記録を樹立。初めてオリンピック代表選手となる。その後、怪我によ…

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