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コラム スポーツ

2020年09月23日

それは何のためなのか。

最近また、多くの方と話す機会も取り戻しつつありこんなことを考えるに至った。沢山のものを一人が手にいれる時代でもないかなと最近考えている。それよりも、シェアすることや、物事の取捨選択。「幸せ」の多様性も最近はみられる。みんなと一緒だから、普通でいなくちゃいけない。一緒じゃなくてもいいし、普通でなくてもいいはずだし、普通でいる必要もない。と感じる。

私はスポーツというフィールドで育ったし、ルールの上でのパフォーマンスは前提ではある。しかし、沢山のものを手に入れたくて、入れたくて、もがく必要もないと私は感じる。向上心を持って進む、意欲的に取り組む、能動的に行動する。もちろん大事だと思う。それじゃあ、それをやったときに手に入れた時に「自分が満足できた。嬉しい!」そう思うことができるだろうか。

周りにいる素晴らしい方から学ぶことがとても多い。それは、人生で恵まれていることなのだとう。余裕がある人って、お金があることだけではない気がする。オーストラリアに住む親戚たちはいつもハッピーだ。自分なりに色んな工夫をして、生活を楽しんでいる。オーガニックの肉屋にいき、店員さんとたわいのない話をし、今晩の夕飯を考える。人と比べることもなければ、自分のやりたいことで溢れている。最初からやりたいことじゃないかもしれない。やりたくないことだってあるけど、やさしく受け入れそれがストレスになることなく日々が進む。そんな暮らしぶりは日本で暮らす私たちにもポジティブに影響している。一回手にとったものを一回考えて、「本当に必要なものなの?」「それ何のためなの?」この答えがあるなら手にいれてもいいかもしれない。

伊藤華英

伊藤華英

伊藤華英いとうはなえ

競泳オリンピアン(北京/ロンドン五輪 水泳女子日本代表)

べビースイミングから、水泳を始め、15歳で日本選手権に初出場。女子背泳ぎ選手として注目される。2008年日本選手権女子100m背泳ぎで日本記録を樹立。初めてオリンピック代表選手となる。その後、怪我によ…

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