【研修トレンド通信019】
スポーツ観戦も見方を変えれば、立派な「研修」

　北京五輪出場を賭けた最終予選ということで、昨日もテレビ放映で盛り上がりを見せていましたが、バレーボール女子が旋風を巻き起こしていますね！ 私も会場によく足を運びますが、あの会場の熱気と一体感は実は自然にできたものではないのだということがわかります。例えば、おなじみの「ニッポン！チャチャチャ」の掛け声も、メインキャスターの呼びかけに対して発声しているのです（ちなみに、メインキャスターが掛け声をかけなくても、応援団の中にそういう役割を担っている人がいて、あの熱気を呼び起こしているのです）。どのタイミングで、どんな応援をしたら会場が盛り上がるのか、また選手の後押しをすることができるのか。スポーツの応援ひとつとっても、重要なリーダーシップは必要なのです。

　同じようにスポーツのチームにも、ゲームをメークする＜ゲームメーカー＞や、メンバーを統率する＜チームリーダー＞など、さまざまな役割が存在します。彼らの動きを観察することは、ビジネスにおいて勝つための戦略を学んだり、会社組織におけるリーダーの役割を学ぶには、非常に参考になり、有意義なことだといえます。もちろん、もっと具体的に、元スポーツ選手や元監督・コーチの講演を拝聴することで、同じような効果がありますが、あくまでもその方が持っている個人の考え方を基準にお話を聴くので、どうしても自分自身（聴講者自身）の頭で考える、という行為をさぼりがちです。いくら著名な方の素晴らしい講演を聴いても、また、質の高いビジネススキルの講座に参加したとしても、＜自分の頭で考える＞ということができなければ、身についたとはいえません。スキルも実践できなければ意味がありませんよね。そういう意味では、普段のスポーツ観戦も、ちょっと見方を工夫することによって、立派な「研修」になります。

　社内の研修を考える際に、「こうでなければいけない！」という決まりはありません。例えば、スポーツの試合を見ながら、それをビジネスシーンに落とし込んでディスカッションする、ということも面白いかもしれませんし、そういう柔らかい発想こそ、今まで続けてきた研修には必要かもしれません。

　「講演依頼.com」では、ユニークな研修プログラムをご紹介しております。また、受講者の職種・職位、また実施期間などに合わせて、研修と講演を組み合わせたトータルプログラムもご提案いたします。 是非、柔らかい発想で弊社サイトをご覧ください。

（2008年5月20日 /　発信：「講演依頼.com」 研修チーム）