【研修トレンド通信034】
「折れない心」を育てる　―リーダーに必要なメンタルタフネス

　北京五輪柔道で金メダルを獲得した石井慧選手のメンタルコーチでもある平本相武氏が、「リーダーに必要なメンタル」について、コラムを書かれています（参照：日経ビジネスオンライン・08年9月4日）。

　平本氏はコラム内で、リーダーに必要な能力として以下の4点を挙げています。

1．自分軸　―目的（価値・ビジョン）をはっきりさせる。
2．リソースフル　―やる気をいつでもどこでも、どんな時でも、自分から引き出す。
3．立場力　―どんな人であっても相手の立場に立てる。しかも、相手のニーズを満たせる。
4．アサーション（自分の思いを伝える力）と影響力　―誰にでも“自分”を伝えられる。
しかも、相手からの協力を得られる。
（「日経BNonline」2008年9月4日より）

　上記の項目をみてみると、いかにリーダーは自分の面倒を自分でみて、さらに相手のことも気遣う、という＜全方向へのコミュニケーション力＞が必要なことがよくわかります。責任の重さに差はあれど、必要な要素は会社の社長であろうが、チームリーダーであろうが同じだと思います。

　これほどまでに、全方向へ自分の能力をフル回転させているのですから、リーダーは精神的にもタフでないとやっていけない。弱い精神力で自分軸がぶれてしまってはいけないし、4つの要素を両立させることを継続していくためには、忍耐力も必要です。リーダーとして、ハイパフォーマンスを出す為には、まずはゆるぎないメンタル強化が必要なのでしょう。

　今までは、経験と共に磨かれるということが普通だった精神力。
しかしスピードが求められる現代社会は、経験を待ってはくれません。「講演依頼.com」では、金メダリストも養成した先述の平本相武氏の研修をご紹介しております。メダリストにも負けないメンタルを持ったビジネスマン養成におすすめです。

（2008年9月9日 / 発信：「講演依頼.com」 研修チーム）