【研修トレンド通信043】
「社内の一体感」を高め、不況の風にも揺るがない強固な壁を

　毎年、この時期には、年始の社内イベントの一環としての講演のお問い合わせをいただくことが多いのですが、今年は特に、今までそのようなイベントを開催していらっしゃらなかった企業でも実施するケースが増えています。

　例えば、今まで秋にお客様向けのセミナーを開催していたA社さん。毎年、東京・名古屋・大阪でセミナーを開催していましたが、今年はこうした状況もあり、東京で例年より大きなセミナーとして1回のみの開催にしました。一方では、2月頭に「社内の一体感を高める」という目的の今までは開催していなかった社内講演のご依頼をいただきました。まさにこのA社さんのケースが非常に多くなっています。

　「社内の一体感を高める」。このことが、今の不況を乗り切るためには一番重要で、そして難しいことだということを多くの企業が感じています。不況を一番身近に感じ取るのは、一般のビジネスマンです。現在、企業の急な倒産が相次いだり、リストラの風も吹いています。そうした状況で、社員は不安を抱えています。自分の会社が、自分自身がいつどうなるのか。そうした不安の中で働いているようでは、よい仕事が出来るわけがありません。

　また、不況になるほど仕事の質がより厳しく求められるようになります。そうなれば、今までの自分の力だけではどうにもならない事態が出てくることも考えられるでしょう。そんな時こそ、社員全員が協力し、問題解決に取り組んでいかなければピンチは切り抜けられません。 個人だって、心細い時には誰かの支えが必要です。社内の結束が弱ければ、たちまち風に吹かれて倒されてしまいます。お互いに支えあい、協力し合い、一丸となって取り組むことこそが重要なのです。

　ひとことで「社内の一体感を高める」といっても様々な方法があると思います。最近では昔やっていた運動会を復活させる企業も増えていると聞きました。確かに、運動会はチームワークを育てたり、また社員の家族と接することでよりお互いの理解を深めることが出来たりという利点がありますよね。 同じ理由でもちろん講演会もお勧めです！講演会の良いところは、会社の理念や精神を皆で見直し共有できるというところです（運動会よりも準備も簡単です（笑））。そのことに気づいた企業はすでに動いています。

　「講演依頼.com」では、新春の社内講演にぴったりの講師とプログラムをご提案しています。普段テレビで見ている著名人の研修講演など、他では見られないプログラムもご紹介中です。

（2008年12月2日 / 発信：「講演依頼.com」 研修チーム）