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数年前からも言われていたことではありますが、現在の新入社員は「ゆとり世代」。また少子化の進む社会的背景もあり、一人っ子も昔よりはずいぶんと多くなり、個性を大事に、個性こそが重要という教育の元で育ってきました。その新入社員とマネジメント世代では、そもそも仕事や働き方に関して、大きな考え方のズレがあります。このズレはいつの時代にもあったもので、新入社員は今までも新人類などと揶揄されてきたものです。
しかしながら、今課題となっている世代間ギャップはもっと近い年齢間でも起きているようです。それは、インターネットを中心とした通信インフラの発達により、世の中のスピードが目まぐるしく変化していく中で、常識や流行、子育てなどに関してもどんどん短い期間で移り変わっていくというという社会情勢の影響によるところが要因と言えるでしょう。
そしてそれだけに、組織のそこここで世代間ギャップによるコミュニケーションロスやミスが起き、それが企業の風通しを悪くしています。またその状況をどこまで管理職クラスの社員が把握しているのかでも、組織の状況は大きく変わってきます。
現場の思いが届かない。また逆に、上司が部下に説明しても、なかなか理解してくれない。そんな悩みに加えて、管理職から新入社員までの間に、いくつもの世代の溝が存在していては、それぞれの世代間ギャップを乗り越えていかないとならないために、業務命令やお互いの思いも容易には伝わりません。
そうした職場は伝達ミスやリレーション不足などという悪い循環を起し、組織をあっという間に退化させていきます。いま改めて、世代間でのコミュニケーションが正しくとれているか、見直してみてはいかがでしょうか?
(2012年9月26日 / 発信:「講演依頼.com」 研修チーム)
「組織力アップのための職場のコミュニケーション研修」(講師:河内理恵)
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