【講演拝聴レポート】
北澤豪さん「自分を知り、壁を乗り越える～Jリーガーのモチベーションアップ思考法」

　先日、某信販会社の労働組合が主催する社内研修の一環として、北澤豪さんの講演が実施されました。

　北澤さんは言わずと知れた元・Jリーガー。“キング・カズ”こと三浦知良選手や、ラモス瑠偉さんらと共に、ヴェルディ川崎（現・東京ヴェルディ1969）の黄金期を主力選手として支えたスター・プレーヤーです。今回の講演は、変化の速い昨今のビジネスシーンにおいて、流れに取り残されず、いかに高い意識を持って乗り越えていくかということを、スポーツという異分野の視点から学び取りたいということでの開催でした。

　テーマは、『自分を知ることが夢へのステップ』。文字通り、北澤さんの講話で一貫しているのは「自分を知る」ということです。自分の得意・不得意なことはもちろん、どんなときに調子よく動けて、どんな状況や行動が苦手なのか。また、自分が頑張れるモチベーションは何か、ということを把握するのが、モチベーションを維持するためには必要だということでした。よく、他人の言葉や本などに影響されて何かを始めたり、動き出したりすることがありませんか？しかし、こういうきっかけだと割とすぐに途中で飽きてしまうことが多くはないでしょうか。「外」から与えられたものではなく、「内」から自発的に生まれるモチベーションでなければ、持続性には欠けてしまうということは、これをお読みになっている方も体験として既にご存知かと思います。そういった意味でも、スポーツの世界にしても、ビジネスシーンにおいても、「自分を知ること」の大切さは相通じるものがあると感じさせられました。

　もちろん北澤さんといえども、最初からこのような考え方に至ったわけではありません。自己分析を始めたきっかけのエピソードは、「人生を変えた瞬間　―私のターニングポイント」という弊社企画の中でご紹介しております。日々の忙しい業務の中で「自分」を振り返り、改めて自分を知って、更にご活躍されるためにも、北澤豪さんの講演は是非お薦めです。お気軽にご相談ください！

（2008年7月29日 /　発信：「講演依頼.com」 研修チーム　吉崎　達郎）