今回のテーマは
~コラム最終回に寄せて~
<現況把握>
コロナ感染者は、全国で170万人を超えました。今後の感染を心配しておりましたが、幸いに急激な減少に向かっています。欧州ではワクチン接種した後でも、感染者が急増のニュースが流れています。日本もこのまま終息へ向うかは、なかなか判断できませんが、今後とも出来る限りの防御につとめ、感染しないようにいたしましょう。
前回のおさらい
本題の前に前回のおさらいを致しましょう。
『お客様宅 訪問時 基本マナー Part 3』
<おいとまする時のマナー>
<訪問の後の対応も大事>
順をおって勉強いたしました。
●おいとまする時のマナー
- 営業活動が済んで、もう一度言い忘れがないかなど心の中で確認、そして、長居をせずにおいとましましょう。長々とお宅にお邪魔するのも相手にとって負担になります。
- お客様のお話しが長くなっている場合は、さり気なく時計を見るなどしながらおいとまの旨を切り出しましょう。
- 失礼する際には玄関に向かう前に、正式なご挨拶を応接間などでお客様へ伝えましょう。
- 本日時間をお取りいただいた感謝の言葉を伝えましょう。
「こちらを(お茶など)いただきましたら、そろそろ失礼させていただきます。」
「本日はお忙しい中、お時間をお取りいただき本当に有難うございました。」
「そろそろ おいとまさせていただきます。」 - 玄関先では、スリッパの向きを変え、揃えてから玄関の隅に置きます。
- 訪問時に玄関の隅に置いておいた履物はそのまま履かず、中央に移動してから履きましょう。
- ひも靴はお尻を玄関側に向けて、膝をついて結ぶと綺麗です。お尻はお客様には向けないよう注意してください。
- 玄関から外に出ましたら、お見送りいただいた気持ちを込めて、もう一度一礼いたしましょう。
●訪問の後の対応も大事
- 帰社しましたら、訪問させていただいた御礼を早々にいたしましょう。当日か、遅くとも翌日にするのが良いと思います。この行動は数日経過すると感謝の気持ちは伝わりにくくなりますね。
- 取り急ぎ電話でお礼を申し上げ、その後に手紙やメールなどでお礼を伝えると、より感謝の気持ちが伝わります。手紙はお客様の手元に残ります。
- 当日に話題になったお話をその場だけで終わらせず、後からフォローすることが大切です。お客様からの信頼が芽生える要素となります。直接的に商いに関係がないことであっても、ご自身で情報を持っている際には、その情報を送って差し上たり、細やかな心遣いをすることでお客様の心に強い信頼関係が生まれることでしょう。
コラム最終回に寄せて
今回のテーマは
~コラム最終回に寄せて~
コラムをご覧くださいました営業の第一線でご活躍の皆様、今迄ご覧いただき本当に有難うございました。
今回が最後のコラムとさせていただきます。
営業パーソンの皆様へ少しでもお役に立ちたいとの思いから、五年間にわたり毎月掲載させていただきました。
皆様へメッセージを送りたいと考えましたのは、私の顧客開拓は苦難連続だったことが根源です。
どんなに訪問回数を上げても売上高は最後尾、自分自身の納得のいく売上高になるまで約十年におよびました。
苦しい年月でした。
しかし、この十年の経験は四十五年間に及ぶ営業の土台となったことは間違いありません。
どのような販売アイテムでも、顧客より信頼をいただけなければ商談は成立いたしません。
常に商品を通して「お客様のお役に立ちたい!」との思いが大切に思います。それは置き換えると「お客様の秘書役になりたい!」。
私は商人、セールスとは販売技術者と考えます。常に技術に磨きをかけないと販売力は落ちていきます。
どうか、常に向上心を持って商いに精進してくださることを願います。
末尾に、時には𠮟咤激励の言葉が出ていた回も見受けられましたが、皆様の応援心からのこと、どうぞお許しください。
これからも 多くのお客様と出会えますこと祈念いたしております。
重ねて有難うございました。
伊吹晶夫
伊吹晶夫いぶきあきお
三越伝説のトップ外商
百貨店「三越」伝説のトップセールス外商。 31歳の時に、社員1万3000人の中で初めて売り上げNo.1の座に就き、42歳以降は2位と圧倒的な差を付け、常にトップセールスを誇る。45歳には、最年少で紳…
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はじめまして。伊吹でございます。
伊吹晶夫のコラム 「三越伝説のトップ外商が伝えたい営業の真髄」
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