さて2024年のテーマは上記に決定しました。これまで当コラムは、どちらかと言えば管理職、マネジャー層の皆様に向けた内容となっていましたが、今年は趣向を変え、若手(20~30代)ビジネスパーソンに向けた内容にしました。大きく分けると、次のような切り口です:
- 私の講演のテーマであるものの見方という切り口からのヒント
- 上の世代とうまくやっていくコミュニケーション力
- 若手のビジネスパーソンがより力を発揮できるような考え方・振る舞い方
もちろん、昭和の古い価値観を押し付けることはありませんが、人としての配慮や気遣いなど、昔もいまも変わらない大切なものもあります。そうした要素はいまの人たちが受け入れやすい形で提案していきたいと考えています。
このテーマにした理由ですが、最近多くの企業で、先輩から後輩へ、仕事の仕方や人の管理の仕方が継承されていないケースに多く遭遇します(接遇マナーなども含め)。やはりコロナ禍を挟んだことで、人同士が対面で関わる場面が減り、作業の効率は上がったかもしれませんが、一方で人同士が集う際の基本的なルールや接し方などを知らない若者が増えているのではないかという危惧を感じたからです。こうしたスキルやノウハウは言語化されていないことが多く、この連載を通じて少しでもそれらのエッセンスをお伝えできたらと思っています。
いまの時点で考えているテーマは次の通りです:
- 「働く」とは何か
私たちは何のために働くのか?働くことを通じて何を手に入れたいのか? - モチベーションのつくりかた
目標を達成するには、継続するには、楽しむには? - 壁を乗り越える思考術
ネガティブをポジティブに変えるものの見方など - コミュニケーション
人間関係の作り方、上司とのかかわり方、円滑に仕事を進めていくためのコツなど - チームワーク
チームの定義、年上のメンバーとの関わり方、人の巻き込み方など - リーダーシップ
これからリーダーになるために、いま学んでおくべきこと - イノベーションの起こし方
思考法、異分子のぶつかり合い、制約の必要性など - キャリアの作り方
自分のやりたい仕事の見つけ方、転職について - お悩み相談室
若手ビジネスパーソンからの質問に答えます - 若手ビジネスマンへの推薦図書
皆様におすすめしたい本やコンテンツを紹介します - まとめ
※連載の進行につれ、テーマが変わることもあります。
若手ビジネスパーソンが今後のビジネスキャリアを歩んでいくための参考になる内容であると同時に、40、50代の上司の方が部下にアドバイスする際にも役立つ内容となっていますので、双方のお立場の方々のお役に立てれば幸いです。来月よりよろしくお願いいたします!
川村透かわむらとおる
川村透事務所 代表
「ものの見方を変える」という視点の転換を切り口に、モチベーションアップ、チームビルディング、リーダーシップ、コミュニケーション、問題解決など様々なテーマで講演、研修を行う。自身の体験と多くの研修・講演…
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