まだまだ残暑が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
最近の、親が子を殺めたり、子が親を殺めたりという悲しい二ュースが多く流れているのには、辟易します。本来なら親は子育てを通して、色々なことを学び子と共に成長していくものです。子は成長すると共に、親に感謝し、親孝行をしたいと思うようになるものです。
親子関係は全ての人間関係の基礎です。子育てを通して様々な発見と素晴しい喜びを感じるのが世の親だと思いますが、現代社会の歪みが親子関係にも現われてきているのでしょうか。
先日ニュースになった『子供が駄々をこねて邪魔だから殺した』という母親のわがままな身勝手さと、最後まで母親を信じて慕っていたという子の短い命を思うと、何ともやるせない気持ちになります。
子供の命は、親の所有物ではないという当たり前の倫理観さえもわからない人が多くなってしまったのでしょうか。その原因のひとつには、教育があると思われます。
最近の教育は、「個を大事にする」という考え方に重点が置かれているようです。
その結果、親も社会も、子供に対してとても優しくなってきました。しかし、子供は優しさだけでは育ちません。大人になるためには苦労や辛いことも経験しなければなりませんが、学校で先生が辛いこと大変なことをやらせようとすると、親から抗議の電話が入ることが多い、ととある教育者が話していました。
「何でも自由にやりなさい」というのは、教育ではありません。教育には「しつけ」と同様、ある程度の強制力が働かなくてはなりません。
これからの教育改革は、パソコンや英語などの技術も勿論大切ですが、人間の根幹を作る心の教育を真剣に考えていくべきだと思います。
小林興起こばやしこうき
元財務副大臣
<ご本人からのメッセージ> かつて郵政民営化法案に反対して、自民党を追放されたが、この法案は米国の要求であることが今なお国民に全く知らされない中で、ますます米国への隷属化が進む。その根底に戦後70年…
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