明日7月7日は七夕さまですが、今日は朝からしとしと雨です。
七夕さま前日の雨を洗車雨というのだそうです(!?)
彦星がデイトに乗っていく牛車を洗う雨だそうです。
そして、7月7日に降る雨は催涙雨。
織姫と彦星が流す涙だそうです。
7月のコラムは、最近の研修の中の質問からです。
【質問】
目標、目的、価値観、生き方、家庭環境が違う部下たちに、
どうやって会社目標に沿った目標を持たせるのか?
身近な課題とかテーマがありましたら教えてください。
…おっしゃるように多様な働き方を選ぶ(選ばざるを得ない)、価値観、家庭環境を持った人で、組織の多くの管理者の方は苦労されていますね。
会社目標に沿った自己目標を持たせることは、会社の規模や業態にかかわリませんね。
結論から申し上げますと、目標設定に部下を巻き込むことだと考えます。
が、その前にするべきことは、熱く語ること。
今回は、熱く語ることについてお話します。
多様な雇用契約の仕方、働き方、価値観を大事に、好きを仕事にしよう!のスローガンを元に、自己の思いに添って生きていくことが大事であるという風潮の中で育ってきた若者や、反対に目標を持たずにその時がうまくいけばいいと考えている人たち、「そもそも仕事をすることとは」と、活が入る時代を生きてきた、好きを仕事にする考えなど許されなかった大変な時代を生き、そして今の組織の礎を築いてくれた先輩諸氏が混在する組織。
また混沌とした経済世界に否応なく巻き込まれた現状にある組織の中で、どのようしにて会社目標に沿った目標を持たせ、達成させるモチベーションを持ち続けさせるかは、とても難しいことだと私自身も考えます。
精神論だけで解決できるものとは考えられません。が、管理者としての大きな役割は、従業員と一緒に未来を語り続けることではないでしょうか。
どのような逆境にあっても管理者自身が未来を語ることに情熱を持っていなければ、組織は萎んでいくと私は考えています。
その人自身にとって働く意味は何か、何のために働いているのか、真の目標は何かを考える。
今ここにいるご縁と感謝に思い至れば、会社目標を達成することが、自己目標の達成に近づけると考えられるようになると思います。
そのためには今こそ会社のために、従業員のためにと相互信頼できる環境を作り上げることが重要であるのではないでしょうか。
ご質問者が、「私はそのような立場の管理者ではない」と思われるかもしれません。が、管理者と呼ばれる立場である一人ひとりが、部下が近づいてくれることを待つのではなく、部下に近づいていくことが何よりも重要と考えます。
自分の(人生の)目標を達成するための一つにこの会社の目標があるという認識が持てるといいですね。
青柳教恵あおやぎみちえ
OFFICEAOYAGI 代表
人生100年時代を生きる人と組織、社会の成長を願って。 自分らしく生きるための「仕事」「生活」「サードステージ」のヒントを人材育成研修講師・キャリアコンサルタントの視点で提供していきます。 日本航…
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