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2017年04月03日

専門店は「1000の質問に答えること」が大切

今月の着目点【商品知識】についてです。
専門店は、1000の質問に答えることが大切です。
しっかり商品知識を高めましょう。

本題の前に前回のおさらいをします。
お客さまの「お買物の秘書」になろうでした。
お客様からお声がけいただくことが信頼の『証』ですので、
是非「お買物の秘書」を目指し、精進されてください。

では本題です。
セールスにはさまざまな<接客技術>も大切ですが、
何よりも担当アイテムの商品知識をしっかり勉強し、お客様に提供することが重要です。
商品知識の無い方ではただの「店番」でしかありません。
販売商品によって商品知識も様々で奥行きがあります。

一例ですが、ご婦人スーツに関しては
・デザイナーはどなた、その思いは。
・デティールの特色
・素材の特色
・縫製の難しさ、美しさ
・着方のTPO
・小物のコーデネート
・メンテナンス
などなど、しっかりとこういったポイントを整理することが大切です。

セールスの際には様々な角度からお客様への商品知識の提供が考えられますね。
その一つひとつの商品情報の積み重ねからお買い上げに結びついていきます。

私自身も現役時代に商品知識を広げる為にさまざまな製品作りの現場を訪ねました。
衣料製品に関しては、下記におけるすべてを見学するように心がけました。
・糸となる原材料
・糸の製造<製糸>
・ニットの場合は<編みたて>、布は<機織>
・製品の裁断から縫い合わせ<縫製工場>
・仕上げ工程

本当に店頭に商品が並ぶ前の工程は素晴らしく感動的で、「セールスポイント」の宝庫でもあります。
製造者の心意気や、工程の難しさなどの話は本当に参考になりました。
これらをお客様へしっかり商品知識をして提供することが、
商品につける最高の「おまけ」ではないかと思います。

皆様がしっかり『商品知識』を勉強されますことを期待します。

セールス職 精進されて下さい。

伊吹晶夫

伊吹晶夫

伊吹晶夫いぶきあきお

三越伝説のトップ外商

百貨店「三越」伝説のトップセールス外商。 31歳の時に、社員1万3000人の中で初めて売り上げNo.1の座に就き、42歳以降は2位と圧倒的な差を付け、常にトップセールスを誇る。45歳には、最年少で紳…

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