子育てをしていると、自分でも気づかなかったいろんな感情に気づくことがあります。
それは「いとおしい」というプラスの感情ばかりではなく、「ねたんだり」「うらやんだり」といったマイナスの感情にも出会うことになります。
「私ってこんなにイジイジしてたっけ?」
「私ってこんなに人の目を気にする性格だったっけ?」
「私ってこんな人だったっけ?」
子どもができてから、何か自分の性格が悪くなったように感じたりしませんか?
独身の時の自分は、もっとイキイキしてたのに…、とか。
これは子育てというものが、真に自分と向き合うことでもあるからだと僕は考えています。独身時代は、まだ嫌な自分や弱い自分を見なくてもやっていけた。でも、子どもを育てる過程においては、否応なくそのような自分とも向き合わざるを得ない。本心がごまかしようもなく出てしまいます。
本当の自分の姿を見せてくれるのが「子育て」であって、だからこそ自分を見つめ直していける。それは、嫌な自分や弱い自分を変えることではなくて、むしろ許し、受け入れていくことであるように思います。
自分にはこんな汚い感情がある、こんなズルイ考えがある、こんな身勝手な思いがある、それらを自覚した上で「ああ、そーなんだ、私ってそういうところもあったんだ」と自己批判することなく、それをそのまま認めてしまう。
それを認めるのはとても勇気がいることです。
実は、こんな自分は嫌だ、こんな自分を変えようという方が精神的にはずっと楽です。なぜなら、それは本当の自分から逃げようとしているからです。
勇気を出して、ありのままの自分を受け入れられるようになった時、ありのままの子どもを受け入れられるようになります。
ママにもダメなところがある、あなたにもダメなところがある。ダメなところはちょっと困るけど、許し合えば大丈夫だよね。ママにも弱いところがある、あなたにも弱いところがある。だから支え合っていこう、助け合っていこう。みんな不完全だからこそ、許し合えるし、支え合えるし、助け合える。そして笑い合える。そういったところにこそ愛や幸せも生まれるのだと思います。
そんなことを理屈じゃなく、生身の体験として味わうのが子育てのような気がします。
自分のダメさ加減を嫌というほど思い知らされて、そしてそんな自分を受け入れていくところにこそ人間としての成長があるように思います。
長谷川満はせがわみつる
家庭教師システム学院
30年以上多くの家庭教師を指導すると共に、 自らも家庭教師として子どもの自信回復と意欲を引き出す学習指導を実践。「やってみせて、やらせてみせて、ほめて伸ばす」指導で多くの子どもたちの成績向上に…
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