先日、久々にテレビで『はじめてのおつかい』を見ました。
幼い子どもが一人でおつかいをやり遂げ、感極まったママに「えらかったね」と抱きしめられて、めでたし、めでたしとなるあの番組です。
この番組を見るたびに、子育てもこれと同じだなあって思うのです。
子育てはみんな最初は初心者です。
はじめから上手に育てられる人はいません。
上手にできなくてもいい、自分らしく、自分なりに精一杯育てればそれでいいのです。
転んだって大丈夫、道草したって大丈夫。
一人でがんばっているつもりでも、ちゃんと周りの目が見守ってくれています。
決して一人ではないのです。
そして、子どももまた初心者であることを忘れないでほしいのです。
子どもは何もかもがはじめてです。
幼稚園だって初心者、小学校だって初心者、はじめから上手にできるはずはありません。
転ぶことや道草することによって学ぶことがたくさんあります。
大切なのは子どもを信じて見守り続けること。
そういった意味では本当に『はじめてのおつかい』と同じだなあって思います。
子育てはまた旅に似ています。
人は早く目的地に着くためではなく、旅を楽しむために旅をします。
子育ても子どもを早く大人にするためではなく、
子どもとのかけがえのない時間を楽しみ味わうためにあるのではないでしょうか。
もちろん楽しいことばかりではないでしょう。
子育てには悩みや不安はつきものです。
その悩みや不安をどう乗り越えていくかというところにこそ、
その人の個性が生きてくるのだと思います。
旅には正解も成功も失敗もありません。
子育ても同じだと思います。
それぞれの旅があり、それぞれの子育てがあります。
いい親、立派な親になろうとしなくていいし、いい子に、強い子に育てようとしなくていい。
そのままの自分で、迷いながら、転びながら、助けられながら育てていくなら、
そこにこそ『私が生きた、私らしい、私の子育て』があるのだと思います。
長谷川満はせがわみつる
家庭教師システム学院
30年以上多くの家庭教師を指導すると共に、 自らも家庭教師として子どもの自信回復と意欲を引き出す学習指導を実践。「やってみせて、やらせてみせて、ほめて伸ばす」指導で多くの子どもたちの成績向上に…
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