日本のきものはどこから来て何に影響されながらどのような形の変遷をたどって今の形へと変容進化してきたのか！古墳時代以降から飛鳥時代・平安時代を経て鎌倉・室町・戦国を経て江戸・明治時代にいたるまでの日本の絹織物、古墳時代からの歴史を持つ西陣織や近世以降の友禅の歴史を中心に講演します。
筆者は京都西陣に5年間在住して日本のきもの産業の中心地でありつづけた京の染織産業を深く取材してきました。著書『京友禅千總　450年のブランドイノベーション』（同友館）は、そうした京都在住経験から生まれました。本講義は、葵祭や時代祭で筆者が撮影した装束写真に解説を加えたり、筆者が友禅工房で撮影した製作工程の写真をお見せしたりしながら、日本のきものの変遷などを詳細に解説していきます。本講演は、筆者の著書『京友禅千總　450年のブランドイノベーション』と、京都西陣に住んでいた筆者の取材と研究に基づいています。本講演にはプロジェクターとスクリーンが必要となります。

本講演では、平安後期の歌人 西行（さいぎょう）の遍歴をたどります。筆者は京都在住時から京都にゆかりのある西行研究に没頭して西行のあとをたどるようになり、著書『西行の世界をたどる』を上梓しました。日本の和歌史のなかでも最も有名かつ枢要な歌人である西行の様々な和歌の朗読と解説を交えつつ、西行の生きた平安末期から鎌倉初期への激動の時代背景、当時の政治経済情勢や当時の宗教的世界観を振り返りながら、日本史における第一級の歌人 西行の雄大な生き方を振り返ります。特に、西行と深交があった崇徳上皇とのやりとりや上皇が巻き込まれた保元の乱の過程など、手に汗握る当時の覇権争いとその後の哀しくも鬼気迫る顛末を、京都から上皇が流された四国まで、筆者が撮影した写真を見せながらヴィヴィッドに語ります。
本講演は、筆者が西行のあとをたどった取材と筆者の著書『平清盛の盟友 西行のあとをたどる』に基づいています。本講演にはプロジェクターとスクリーンが必要です。

本講演のテーマは、筆者の詩の朗読で巡る世界の旅です。
筆者は詩人として長年創作活動を続ける一方で、日本放送協会の記者報道カメラマンとして国際報道に長年従事してきました。アフガニスタン内戦、カシミール内戦、インドのラジブ・ガンディー暗殺、湾岸戦争、ニューヨーク市警、ケープカナベラルでのスペースシャトル打ち上げ、スウェーデン、アメリカ各地など、多くの国々を取材してきました。筆者はそうした各国での体験を詩集にして出版しています。（『光芒の大地』）　
本講演は、それらの詩を筆者の撮った写真と詩の文字とでお見せしながら朗読する文学リサイタルです。（時事国際情勢の講演ではありません。）本講演に登場する国や地域は、アフガニスタン、インド、カシミール、ネパール、スウェーデン、アラブ首長国連邦、カタール、米国各地などです。本リサイタルは、筆者の著書『光芒の大地』に基づいています。本講演にはプロジェクターとスクリーンが必要となります。