【研修トレンド通信065】
売上を上げたい店長のための5つの秘訣-(5)
リーダーとしての資質をアップする―何をするにもコミュニケーションが鍵！―

　前回までの4回、売上を上げられる店長になる為の秘訣をお話してきました。最後は「コミュニケーション」のお話しをしてまとめたいと思います。

　これまで挙げてきた項目をもう一度振り返って見ましょう。

（1）自分ブランドをつくる>>詳細
（2）過程を承認する>>詳細
（3）質問で問題解決する>>詳細
（4）ホスピタリティ精神を育てる>>詳細

　このスキルを店長が使い、スタッフに対して指導をしていけば必ず商品力以上の売上に繋がります。しかし、ここで重要なことに気がつかなければなりません。この4つのスキルをスタッフに指導するのはもちろん店長です。店長がこうしたことをしっかりとスタッフに伝え、理解をさせることができなければ、せっかくのスキルも宝の持ち腐れです。そうです、４つのスキルを使いこなすために必要な最後のスキルは＜コミュニケーション力＞です。

　4つのスキルを営業シーンに合わせて使っていけば、ある程度の成果は出ます。しかしながら本当によい店舗となるためには、スタッフが指導の意味を理解し自分で応用を利かせることができるようになることが絶対条件です。厳しい経済状況では、常に１店舗に店長をひとりという配置ができるわけではありません。数店舗の店長を兼務することも多くあるでしょうか。そうした時、自分の頭で考えて動けるスタッフをどれだけ育てることができるかで、店長の手腕が問われることになります。

　そんなスタッフを育てる為には、何のためにそうした指導が必要なのか。その指導を実践することでどのような結果を期待しているのかということをしっかりと理解してもらわなければなりません。そのためにも店舗の雰囲気作りとは違う、もう一歩進んだコミュニケーション力が必要になってきます。今までお話した4つのスキルも優れたコミュニケーション力があってこそ、本当の力を発揮することが出来ます。

　是非、意識して＜リーダーとしてのコミュニケーション力＞を磨いていただきたいと思います。

（2009年7月1日 / 発信：「講演依頼.com」 研修チーム）