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ここ数年でリーダーシップの在り方も変わってきました。更に2008年の金融ショック以降は、リーダーシップということについて、どの組織も迷走しているような状況なのではないでしょうか。 先行き不安な状況で、どう組織を導いてゆけばよいのかに迷えば、当然のことながらどんなリーダーシップを発揮すれば良いのかにも迷うのも無理はありません。
そんな中で今、「支えるリーダーシップ」に注目が集まっています。 この「支えるリーダーシップ」は、呼び方こそ人により違いますが、サーバント・リーダーシップ、スポンサーシップ、オーナーシップという呼ばれ方をしています。それぞれ語源となる元の意味は、必ずしも人材戦略に関係することではありませんが、総じて同じ意味で使われています。
それは、人材を育成するに当たり、その育成される人物(部下)が自分で考えて動けるように育てる、導くというやり方のことです。今までは目的地まで登るのにリーダー自身が先頭に立ち、部下を先導する形で組織を運営していました。それが方向だけを指し示し、目的地への到着の仕方は部下に任せ、後ろから落ちてこないように支えてやるという方法に変わってきたというわけです。
なぜ、今この「サーバント型」(呼び方はいろいろですが、ここではまとめてサーバント型と呼ばせていただきます)が注目を集めているのでしょうか。 ひとつには、前述の通り進む方向が不透明で、リーダーが一人では決められない状況だということがあげられると思います。部下と一緒に二人三脚で乗り越えていかなければならないくらい、厳しい状況だということが言えるでしょう。
また一方で、ダイバーシティが進められたために、考え方や働き方などさまざまな人と関わって仕事をしなければならない状況に置かれ、その人それぞれの個性を受け入れた上での組織作りが求められはじめました。そうした組織では、ひとつの方法を奨励するやり方よりも、目的を共有し達成方法は個人に任せ、フォローするという形のほうが健全な組織として機能させることができます。ゆとり世代の入社により、このサーバント型リーダーシップの成果が大きく現れてきたことも注目すべき背景ではないでしょうか。
サーバント型にはもうひとつ良い面があります。自分の方法論を考える機会を与えることで、部下の一人ひとりが戦略と責任感を身につけることができます。この戦略と責任感はリーダーにとっても必要な要素ですので、自然に時期リーダー候補が育っていくということにもつながります。 ただし、良い面もあれば難しい面もあり、「プロフェッショナル」だという自覚が部下に欠けていれば、たちまちその組織は崩壊します。まだ新卒の右も左もわからない部下には背中を見せてやることも重要です。こうした状況だからこそ、さまざまなリーダーシップから今の自分がいる組織にどの方法が必要なのかを見極めることが一番難しく、重要なことなのかもしれません。
(2010年3月30日 / 発信:「講演依頼.com」 研修チーム)
ベストセラー「不機嫌な職場」の著者!企業向け研修プログラムも豊富です。
河合 太介(経営コンサルタント)
<主な講演テーマ>
「社員の力を引き出す上司のコミュニケーション」
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