オリンピック3大会に連続出場し、日本人個人が持つメダル数最多の5つのメダルを獲得。 シンクロを始めた7歳の頃から、4年に一度の大舞台の為に、自分自身と向き合い続けた22年間の競技人生を振り返ります。武田さんが話す日々の過酷な練習や、実際のオリンピックについての様子は、まさに自分自身がその会場にいるかのように臨場感に溢れ、自然と一緒に嬉しさや悔しさなど感情移入をしてしまう聴講者の皆さんが多くいらっしゃいます。自分が今やるべきことは何なのか、壁にぶつかっても諦めずやり続けること、プレッシャーと緊張との付き合い方、自分自身と夢への可能性について、など気づきを強く与えてくれる講演です。
アトランタ、シドニー、アテネ五輪で、女子選手史上最多となる計5個のメダルを獲得した武田美保さん。1996年初出場したアトランタ五輪以前では当時「鬼の井村」と言われた、井村コーチについていく事に必死。厳しく、1日10時間を超える水中練習を重ねるうちに、精神的、体力的にも追い込まれてしまい、自発的にモチベーションエンジンを可動させるような目的意識が持てなくなり、シンクロをやっている意味を考える余裕もなくなっていきました。そのことがアトランタ五輪で意識の甘さとして影響し、本番前に怪我をしてしまいます。初めて立ったオリンピックの舞台では緊張で震えが止まらなかったそうです。完璧な演技とはならず、自身として悔いの残る結果となりました。その時、自らがメダルを取ったといえる練習を積み上げてこなかったこと、辛い練習を自分のためだと捉えられず、「やらされている」と思い違いをいつからかしてしまったという間違えに気づくのです。後4年、もう1度オリンピックに挑戦することを決意されます。 その後のシドニー五輪前の選抜では見事2位になり、立花美哉さんという先輩とデュエットを組むことになりました。しかし、立花さんの方が身長は5cm髙い。体型からリズムの取り方すべてが全く違う先輩とシンクロさせる為、自分の個性を徹底的に排除しなければならないという試練の時期を経験します。今までのように足を真っ直ぐ上げても、井村コーチには「武田、低い!」と言われるばかり。自分の100%以上を常に要求される状況に、辛い毎日の連続でした。しかし、これがきっかけとなり、シンクロをやる意味を武田さんは考え始めます。それから真剣に自分を見つめ続け、自分の個性の壁とぶつかりながら最後に残ったのは ”シンクロが好きだ”と、いう自分の正直で一番大切な気持ち。 それからは、”意味を見出し、目的を持って行動しなければ・・・”と、いう強い意識が芽生え、自身が設定した目標に対し、日々の行動がポジティブに大きく変化していきました。見るモノ聞くモノ、インプットされるすべてのモノの捉え方と考え方にも変化が起こり、多くの事に気づくことができるようになりました。もうダメだと決めるのも自分。諦めなければ、何かやり方があるはず。そうやって身長5cmの壁をも乗り越え、自分の限界を突破していきます。 2004年 アテネ五輪での銀メダル表彰式で武田さんは心からこう思ったそうです。 ”すべてを出し切った…悔いのない演技を世界に見せることができた” メダルを獲得していく過程でぶつかった試練と苦悩、そしてそれらの障壁を乗り越えて掴んだ栄光。オリンピック3大会で、それぞれ学び、一つずつ成長していった武田さん。長期的な目標を追いかけているとルーティンになりがちな日々を、意味と価値あるものにするのは、自分次第という強いメッセージが込められた講演です。
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