村上隆行

村上隆行むらかみたかゆき

元プロ野球選手／独立リーグ大阪球団　大阪ゴールドビリケーンズ監督

村上隆行

1965年、福岡県大牟田市生まれ。父親の影響で幼い頃より、野球を行い、1984年、高校卒業後、近鉄バファローズへ入団。厳しいプロの世界で、スランプと戦いながらも選手生活を送る。1987年にはオールスターゲームへも出場。2001年に西武ライオンズへ入団し、その年に引退。講演では、プロ野球の世界を通して学んだこと、また、西田敏行さん等との出会いで訪れた転機について語る。

講演ジャンル

出身・ゆかり

福岡県

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経歴

1965年: 8月26日福岡県大牟田市生まれ
1984年: 大牟田高等学校卒業後、近鉄バファローズ入団ドラフト3位
2001年: 西武ライオンズ入団、その年に現役引退
2009年: 関西独立リーグ大阪球団　大阪ゴールドケーンズ　監督（～2010年）
2011年: 11月　ベースボールファーストリーグ　０６ブルズ　監督就任

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主な講演テーマ

私が野球で学んだこと、伝えていきたいこと

父親の影響で物心ついたときから野球をやってきました。型にこだわらずのびのびと、そしてコツコツとやり通してきたことがとても大切だったと思っています。プロ野球選手として生きることは非常にシビアな世界で生き残っていくことです。プレッシャーを取り除く努力、繰り返す失敗、名優西田敏行さんとの出会い、10.19という今も語り継がれる明色部に携われたことなど、野球は私にたくさんのものを与えてくれました。子供たちに私の培ってきたものを伝えたいと、引退後はメディアに出る一方で、野球教室をしています。教え子が数人NPBの選手として活躍しています。そして、独立リーグの監督をしながら指導者としても、NPB、MLBに通用する選手を育てること、夢をあきらめずに野球が出来る環境を作っていくことも私の役割だと考えています。これからも野球への恩返しとして、こういった活動を続けていきたいと思っています。

夢をあきらめず「継続」するために～ボジティブに、気づくことの大切さ～

プロ野球選手となり一軍に定着し始めた頃、少々有頂天になりかけていました。そんな時、ある名優との出会いが私の意識を変えるきっかけとなりました。物事が一方向からしか見えていなかったことへの“気づき”が生まれ、それから野球がさまざまな角度から見えるようになりました。現役を終えてからは、私が学んできた多くの気づきを子供たちに野球を教えながら伝えています。また、独立リーグでの監督経験によって、指導者としての気づきもさらに深くなりました。独立リーグに集まってきた選手たちはどこかで野球を続けられなかった、そして何かが足りない選手の集まりです。野球は失敗のスポーツです。ですから選手たちにも失敗を恐れず、のびのびと個性豊かに育ってもらいたい。「継続」することは非常に難しいことですが、ボジティブに物事を捉えていくと野球場には野球が上達するヒントがたくさん落ちています。それを選手たちに気づかせる、そして夢をあきらめないで継続する環境を作っていくことが野球に育ててもらった私の使命だと思います。

プレッシャーに打ち克つ～セルフマネジメントとコーチング～

結果を残さなければ残っていけないプロ野球の世界は日々プレッシャーとの戦いで、どのようにしてプレッシャーを克服していくかが大きな課題でした。引退後、指導者となってからは、選手のプレッシャーをどう取り除くか、選手たちを導き、彼らの可能性を引き出していうことも私の役割だと思っています。現代を生き抜くには常に何かにプレッシャーを感じながら、ストレスと戦っていかなくてはなりません。私の選手時代のプレッシャーとの付き合い方、そして監督としてのコーチングが皆さんにとって何かしらのヒントになれば嬉しいです。

主な実績

講演実績

【戦績】
通算成績：1380試合　3552打数　916安打　147本塁打　打率258
初出場：1984年9月29日
初安打：1984年9月29日
初本塁打：1985年4月8日（大阪球場）
初打点：1985年4月6日
初盗塁：1984年9月29日
オールスター出場　 1987年　ショート第3戦優秀選手賞（甲子園2打席連続本塁打）

【講演実績】
「第7回大阪スポーツフォーラム」（2009年2月28日／ビッグアイ）