1943年横浜に生まれる。25年間にわたり国際ビジネスマン、その間13年間を経営者として過ごし、40ヶ国を訪問、60数ヶ国の企業と取引をする。93年同志社大学に奉職し、現在に至る。「国際ビジネスにおける文化と言語」の研究を専門とし、最近は外国の学会で「世界共通語としてのビジネス英語」に関する講演を精力的にこなす。大学時代は英語弁論に熱中し、日本大学総長杯争奪英語弁論大会で3年間連続優勝を達成した。
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経歴
- 1967年
- 日本大学商学部商学科卒業
- 1969年
- 日本大学大学院商学研究科商学専攻修士課程修了
- 1977年
- 日本大学大学院商学研究科商学専攻博士課程単位取得退学
- 1969年
- (株)ソニックス入社、貿易部、企画部を経て社長室長
- 1971年
- (株)タモン設立参加
- 1980年
- (株)タモン代表取締役社長就任
- 1993年
- (株)タモン取締役会長就任
- 1993年
- 同志社大学商学部助教授
- 1997年
- 同志社大学商学部教授
- 2000年
- 同志社大学大学院商学研究科教授
- 2007年
- 同志社大学アメリカ研究所所長(2009年まで)
- 国際ビジネスコミュニケーション学会理事長(2010年まで)
主な講演テーマ
「成功する国際ビジネス交渉のルールと注意点」
「成功する国際ビジネス交渉のルールと注意点」
交渉とは、お互いの利益が直接ぶつかりあう骨の折れる仕事です。一筋縄ではいかないところがたくさんあります。ましてや言語や慣習や制度、さらにはものの考え方まで、それぞれ異なる外国人を相手にした国際ビジネス交渉ではそれなりの技術が必要となります。国際ビジネス交渉の目標は当然のことながら、取引を成功させ契約を締結するところにあります。交渉の場に臨む交渉者の任務は、交渉過程で発生するさまざまな障害や障壁を乗り越えて、本来の目標を達成することです。そのために必要な基本的ルールがありますが、その中心となるものはやはり言葉とコミュニケーションです。本講演では、国際商取引の基本的なルールを説明し、次いで交渉の場で実践すべき交渉術のノウハウについて英語表現の実例を織り込みながら詳しく解説します。また、日本人ビジネスマンたちが外国人とのコミュニケーション上でおかした失敗の例を挙げ、その改善策を具体的に提示していきます。
「相手を怒らせない英文ビジネスメールの書き方」
「相手を怒らせない英文ビジネスメールの書き方」
外国企業と取引をしている日本人ビジネスパーソンたちが、最近とくにこぼすことが多くなったのが次のような発言であると聞きました。「そんなつもりで書いたわけではないのに、相手が怒ってしまった」とか「言いたいことがうまく伝わらず、変な風に誤解されてしまった」というものです。あるとき、そうした英文メールの実際を見せてもらいましたが、なるほどこれでは相手は気分が悪いだろうなと思うものでした。ところが、それを書いた本人は「なんで?」と不思議に思うばかりです。そのメールに英語の間違いはありませんでした。間違いのない英語を書いても相手は怒るのです。これはいったいなぜでしょうか?本講演では、そのあたりの事情について詳しく説明し、具体的にその答え引出し、どのようにすれば相手が気持よく読んでくれる英文ビジネスメールが書けるようになるかについてその方法論、すなわち何をどのように書くべきかについて説明します。なお、そのうえに、実際の英文をいくつか比較検討していきます。
「世界英語と国際ビジネスコミュニケーション」
「世界英語と国際ビジネスコミュニケーション」
グローバルビジネスの場で使用されている言語は、英語が他言語を圧倒しています。しかし、その英語は英米の英語ではありません。ビジネスで英語を使用する人数からしても、ネイティブスピーカーの比率は極端に低いものです。日本人ビジネスパーソンに必要とされるのは、英米の英語という足かせから解放された様々な英語、すなわち「世界英語」であり、「日本的な英語」に自信を持つことです。重要なことは、正しいとされる英語の発音や文法を身につけることではなく、それぞれ異なる文化的背景を持つ世界の様々な人々とのコミュニケーションにおいて、どのような英語を話し、どのような英語を書き、そしてどのように相手の英語を聞き、読むかを知り、それを実践することです。本講演では、そのような「世界英語」の実際とその現況について多くの例を提示しながら分かりやすくお話します。受講者のみなさまは、きっと自信を持って英語による国際ビジネスコミュニケーションを実践することができるようになることでしょう。
「人を惹き付けるプレゼンテーションの技法」
「人を惹き付けるプレゼンテーションの技法」
プレゼンテーションといえば、アップル社のスティーブ・ジョブズの人気がとみに高まってきています。スティーブ・ジョブズのプレゼンテーション技術を分析し、皆さまのプレゼンテーションを成功させるためにはどうしたらよいかを解説している手引き書も多く出ています。ビジネスの現場でも、パワーポイントやキーノートというソフトウエアを使用したプレゼンテーションの重要性は高まってきているのも事実です。しかし、ジョブズも、またならび称されるオバマ大統領もともに英語のネイティブスピーカーであることを忘れてはなりません。彼らのように上手なプレゼンを行うためには、まず英語のレトリック(修辞法、雄弁術、作文法など)を知り、日本語との違いを知る必要があります。本講演では、そうした英語特有のレトリックを分かりやすく説明するとともに、英語発音や、遠くまで届く発声法のレッスンを取り入れ、さらにプレゼンテーション・ソフトウエアの効果的な作成方法についても解説します。受講者の方々は、人前でのプレゼンがきっと楽しくなっていくに違いありません。
「グローバル時代におけるものの見方と考え方」
「グローバル時代におけるものの見方と考え方」
日本人は、一部を除き、単一民族、単一文化、そして単一言語の社会に暮らしています。そのため、朝起きてから夜寝るまで、すべてとは言わないまでも、また完全とはいわないまでも、ほぼ同じようなものの見方や考え方をしている人々と袖すり合わせて生活していると言っても過言ではありません。そのような社会は、世界の中でも珍しいといえます。外国との間でさまざまな交流をはかっていかなければならないとき、その相手は自分たちとは異なっていると思うことが大切なのですが、問題は、日本の場合のように、国の単位で相手を判断することができないところにあります。多極化している世界では、一つの国の中に様々な民族が暮らし、様々な宗教が混在し、様々な文化がせめぎあっています。そのような時代において、外国の人々と付き合う時、私たちはどのような考え方や心構えをもって臨むべきなのでしょうか。本講演では、異文化の人々のものの見方や考え方が異なるものであるという事例を多く挙げ、どのようにすれば世界の人々とよいお付き合いができるようになるか説明します。
「グローバルビジネス時代の誤解とその防止法」
「グローバルビジネス時代の誤解とその防止法」
外国の人々とビジネスをしたり、様々な交流をはかっていったりするときには必ずと言ってよいほどに「誤解」が生じます。日本人同士でも、「いや、私は、そんなつもりで言ったのではない」とか「私たちはそのお言葉をこのように理解していました」などという会話は日常茶飯な事としてよく耳にします。ましてや、言語や文化背景が異なる相手、ものの考え方や見方がまったく異なる相手、そして制度や慣習の異なる相手である外国人とビジネスやお付き合いをしていくと様々な誤解が生まれるものです。本講演では、いったいどのような誤解が実際に生じているのかをつぶさに紹介し、それはなぜ起きるのか、そしてどのようにしていけば、そのような誤解を避けることができるのかについて、誤解をコミュニケーション論の立場から分類し、そのおのおのについて詳しく説明をしていきます。実例は、英語によるものですので、実際の誤解の防止法について学ぶことは、そのままより効果的な英語を話し、また書くという技法にもつながっていくものと思います。
「話し・書くビジネス英語の効果的な修得法」
「話し・書くビジネス英語の効果的な修得法」
英語は日本語と違うから、英語らしい発音をすることはほぼ不可能であると思っている人たちが多くいます。また、英語が下手だから外国人とのコミュニケーションがうまくいかないと信じている人たちも多くいます。そのようなことはありません。この二つの問題、すなわち英語の発音ができない、ということと、英語が下手だからコミュニケーションが出来ない、ということ、に反論したいと思います。私は、日本人の英語の発音が悪いのは、日本語の「五十音順」のせいであると信じています。その間違いを矯正し、正しい(に近い)英語発音をするには舌や口をどこでどう緊張させるかを知り、実践することが何よりも大事です。また、英語という言語よりも、笑顔や明るい声の出し方が、対人コミュニケーションにおいては何にもまして大切なものなのです。本講演では、この二つの問題をとりあげ、効果的なビジネス英文を書くためのコツについて説明し、さらには英語らしい発音ができるようになるための実践的レッスンを行います。
主な実績
講演実績
【講演実績
<公的機関>その他の部
NHK京都文化センター
ジェトロ大阪
大阪インターナショナルフォーラム
在日フランス商工会議所
大阪阪和ロータリークラブ
京都伏見ロータリークラブ
京都西ロータリークラブ
京都三水会
京都府警察本部
株式会社オムロン蒼天会
<大学>
大阪大学経済学部
関西大学商学部
大妻女子大学文学部
龍谷大学経営学部
中央学院大学商学部
京都外国語大学国際言語平和研究所
同志社大学中・高等学校教育後援会
同志社大学商学部父母会東海支部
同志社大学商学部父母会大阪支部
同志社大学商学部父母会京都支部
香港、ソウル、シンガポール、北京、ジョホバルーにて招待基調講演(英語)
その他ビジネスパーソン対象の講演会多数あり
【研修実績】
※ビジネス英語、国際商取引、貿易実務
住友電工株式会社本社
スズキ株式会社本社
大阪商工会議所
名古屋商工会議所
浜松商工会議所
【ラジオ】
NHK第二放送 文化講演会「国際ビジネスマンの泣き笑い」
本
- 『Managing Global Business Communication』(丸善)
- 『国際ビジネス英語入門』(丸善)
- 『ビジネス英語を学ぶ』(筑摩書房)
- 『心がつたわるビジネス英語』(同文舘出版)
- 『英文ビジネス文書範例集』(研究社出版)
- 『スピーチ英語の手ほどき』(日本経済新聞社)
- 『英文ビジネスレポートの書き方』(日本経済新聞社)
講演料金目安
- 310,000円(消費税、交通費別)