現在、作家として純文学やエンターテイメント小説、ノンフィクション・異色のバリアフリー論を新聞・雑誌などに発表。重度の脳性マヒ、障害者手帳1級。
<小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞のことばより>
車イスのうえに食事はおろか着替えすら出来ない重度の障害者ながら、ワープロを手にした15年前から何かが変わり始めた。ゆがんだ指でも反応するワープロが嬉しくてたまらず、大好きな桂冠詩人・山本伸一氏の「旅びとよいずこより来たり いずこへ往かんとするか」という詩の一節を書いてみた瞬間、ぼくの新たな旅が始まったような気がする。こんな体で自分は何処へ行くんだろう?…ぼくは香港とハワイへの一人旅をした。いずれ動かなくなるであろう自分の体だが、どこまで出来るのかを試してみたかった。しかし結果はさまざまな人びととの出会いがあり素晴らしい旅になった。自分でも知らなかった本当に楽しそうな自分が、そこにいた。ぼく自身は、本当の自分を知らなかったのかもしれない。そして、この20年間を書いてみようと思った。どうしても生きている喜びを書きたかった。…人間は捨てたもんじゃない。闇が深ければ深いほど、朝は近い。そして本文にも「この体で生きることに比べれば騒ぐほどの問題はない。それが運命ならば変えればいい。もしも変えがたき宿命ならば乗り越えてしまえばいいのだ」と記した。(週刊ポスト(2001.8)より)
障害も、大震災も似ているように感じます。なければ、ない方がいいに決まっている。それでも目の前の現実は待ってはくれない。あとは、どう捉えチャレンジしていくのか。自らを哀れむのは簡単ですが、ぼくは自分の障害には負けません。いまは家庭を持ち、やんちゃな子供たちに振り回されても、この家族を守るのは自分だと腹を決めています。こんな時代、生きることが難しても、坂本竜馬の「斬られても前に倒れろ」精神で生きていきます。
二十代から講演活動を始めて、40年以上が経ちました。最初は固い表情のみなさんが、講演会が終わると何人もの方に握手をしていただき、明日への活力をいただいています。
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- コラム「120センチは面白い!」
- 重度の障害者である自身の楽しくも波乱万丈な日々をつづる中村勝雄の特別コラム!
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経歴
- 1960年
- 12月、長崎県生まれ
- 1981年
- 3月、平塚養護学校・高等部卒業 4月、映画監督・木下恵介氏に師事
- 1983年
- 10月、ATG映画脚本賞・佳作
- 1994年
- 7月、日本テレビ編成局・2年間契約社員
- 1999年
- 8月、短編小説集『涼子』を出版
- 2001年
- 8月、小学館ノンフィクション大賞・優秀賞
- 2002年
- 7月、受賞作『パラダイス ウォーカー』出版
- 2003年
- 11月、東京(中日)新聞にエッセイを33回連載
- 2007年
- 6月、韓国の障害者月刊誌にエッセイが翻訳掲載
- 2008年
- 4月、月刊『ネオネイタルケア』連載
9月、医療ケア本『ケアが街にやってくる』に執筆 - 2011年
- 5月、『もう一度、抱きしめたい』を出版
- 2023年
- 9月、『空と海と校長先生』を出版
https://www.tokyo-np.co.jp/article/280205
主な講演テーマ
夢って かなう
夢って かなう
- ジャンル
- :人権を考える会などにお薦め
- 聴講対象者
- :学校様
なれるはずがない!と目指し始めた「作家」になる夢は、気がつくと、いつの間にか現実となっていた。どの道を進むのか?どう生きるのか?そこには障害者であることなど、さほど大きな問題ではなかった。なりたいという情熱と、ひきつっても笑っていることが成功につながった。そこにいたる笑えるエピソードは尽きない。
つながるチカラ
つながるチカラ
- ジャンル
- :人権を考える会などにお薦め
- 聴講対象者
- :学校様
夢を叶えるための情熱と同時に大切なのが、「つながるチカラ」。誰かと知り合うことや誰かを知ることを怖れてしまうことは、自らの可能性を狭めることになってしまう。つながるチカラがあれば、可能性も広がるし、出来ることも増えてくる。
世界、車イスひとり旅
世界、車イスひとり旅
- ジャンル
- :人権を考える会などにお薦め
- 聴講対象者
- :学校様
食事も着替えも自分では出来ないのに、単身での海外ひとり旅。香港・アメリカ・英国など。その旅先での笑いあり驚きありの、数え切れないエピソード。世界はひろく、感動に満ちている。
120センチの視線から
120センチの視線から
- ジャンル
- :人権を考える会などにお薦め
- 聴講対象者
- :学校様
中日新聞・東京新聞にエッセイ連載中、その取材で気づいた新しいバリアフリーに対する発見。自らが障害者でなければ分からないバリアフリーの、本当の意味。机上のバリアフリー論に異議あり!
渡る世間はおもしろい!
渡る世間はおもしろい!
- ジャンル
- :人権を考える会などにお薦め
- 聴講対象者
- :学校様
多くの障害者の方が、この社会の中でイヤな思いをされ、かなしい話を聞くことがあるが、ぼくには街はパラダイスだ。ふとした出会いから友人になったり、この国の人びとも捨てたもんじゃない、と思う。人間不信も人の優しさも感じる、全ては「心」しだい。
たのしく働き、人生を勝利するヒント!
たのしく働き、人生を勝利するヒント!
- ジャンル
- :企業様にはこちらもお薦め
私は、重度の障害者でありながら「作家」と呼ばれる人になった。これは奇跡的な快挙なのかも知れない。しかし私自身は、ダメもと気分で試行錯誤をし、失敗を繰り返しても楽しい方向に「心のモチベーション」を保ちつづけてきた。うまく行くか、だめになるか、極論すれば二つしかない。実際に作家志望の人数を考えると違うのだが、成功する可能性は「50%」もある。そう考えてきた。私が、そう思考転換していった過程、人生と仕事をたのしく成功させるためのヒントのお話。「車イスも乗りなれてしまえば、こんなに楽な、たのしい乗り物はない。」 そう思えるようになります。
主な実績
講演実績
【講演実績一例】
中外製薬
パナソニック
横浜市教育委員会関連
聖マリアンナ医科大学
帝京科学大学
自治医科大学・看護学部/看護学生
神奈川県・湘南養護学校/PTAおよび教職員
大磯町・市民団体/町民および町会議員
名古屋医療技術大学・作業療法学科/学生
長野県・安曇村 福祉の集い/村民および村会議員
長崎県・長崎市 平和団体/団体員
横浜・国際福祉専門学校/学生
成田市・市民団体/市民
長野県・穂高中学校/全校生および教職員
成田市・青少年健全育成会/児童およびPTA
神奈川工科大学・情報システム学科/学生
平塚ろう学校・人権に関する講演/教職員
藤沢市・希望の郷 文化祭/入居者および一般市民
英国・ロンドンSGI日本人会/研修参加メンバー
横須賀市・浦賀小学校4年生/学年全員
箱根リハビリ作業療法学科/学生
大阪・華僑婦人会/会員および家族
愛媛県・松山市/市民
横浜市青葉区・市民団体/会員および市民
広島県三原市・平和団体/会員および一般市民
横浜市・福祉施設 文化祭/入居者および一般市民
千葉県・医師会/医療関係者
箱根町・太陽の門 ホームヘルパー講座/受講生
愛知県一宮市・福祉団体/団体関係者および市会議員
名古屋市中区・社会福祉協議会/市民
横須賀市・衣笠中学校/卒業生および教職員
小田原高校・人権に関する講演/教職員
京都・洛南高校学園祭/生徒および教職員
神奈川県・障害児教育理解の集い/PTAおよび学校関係者
あきるの市・教育委員会/PTAおよび学校関係者
【教育】
東京都の小・中学生の総合の時間の「副教材」という教科書に、
中村氏のエッセイ(東京新聞・「120センチの視線から」)が使用されています。
コラムを読んで実際に考えたり、感じてもらおう、というものです。
【連載】
2002年8月から月刊誌「ウィル」
2003年11月から東京・中日新聞 「120センチの視線から」
テレビ
日本テレビ | 24時間テレビ/ |
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日本テレビ | ルックルックこんにちは/ |
NHK | 福祉ネットワーク/ |
新聞
東京新聞 /
本
- 『前略お父さん―いつかは「ありがとう」という...』(文芸社)
- 『涼子―Hello,my love』(プラルト)
- 『パラダイス ウォーカー: 車イスで挑んだハワ...』(小学館)
- 『もう一度、抱きしめたい-脳性まひの僕に舞い...』(東京新聞出版局)
講演料金目安
- 料金非公開講師になりますので、
お問い合わせください。 -
学校など教育機関の場合は、ご相談に応じます。