田村節子

田村節子たむらせつこ

東京成徳大学大学院教授・博士（心理学）筑波大学／スクールカウンセラー／学校心理士／臨床心理士

田村節子

主に小中学校のスクールカウンセラーとして、長年カウンセリングを行ってきた。親の援助力を生かし、教師と親が一体となって子どもを援助する“チーム援助”を提唱。その過程で開発した、「石隈・田村式援助チームシート」は、全国の教育現場に広がった。多くの親子の悩みに触れるうちに、親の悩みを増長させるのは“子育ての方向性がわからないこと”だと知る。そして、子どもの自立を促進する・促進しにくい親と子の関わり方の法則・「親と子が幸せになるXとYの法則」を発見。この法則はNHK教育テレビ「となりの子育て」に取り上げられ、NHK総合テレビ特選ETVにも選ばれた。同番組の司会者である高野優氏と意気投合し、『子どもに「クソババァ」と言われたら　－思春期の子育て羅針盤－』（教育出版）を共著で執筆。親向けの講演では、親として子どもにどう関わったらよいのかについて、子どもの気持ちを代弁しながら、豊富な経験をもとに分かりやすく伝える。また、教師向けの講演では、援助ニーズが大きな子どもに対し、教師が親と一緒にチームで関わる方法について、チームの立ち上げのはじめの一歩から分かりやすく解説する。多くの教師も親であることから、教師自身が自分の子育てを振り返るきっかけにもなるように工夫し、「聴いたら心が軽くなる講演」を目指している。高野優氏とのトークショー形式も可。

講演ジャンル

出身・ゆかり

専門分野

教育／子育て／学校心理学／学校臨床（児童期・思春期の子育て、保護者と教師とのチーム援助、カウンセリング）

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経歴

1991年: 教育研究所教育相談員として相談活動を開始。
: 職を辞して筑波大学大学院教育研究科へ入学し修了。
学校や小児科等でカウンセリングを行う傍ら、筑波大学、横浜国立大学等で非常勤講師を務める。
2004年: 日本教育心理学会優秀論文賞を受賞。
2009年: 博士号を取得する。
: 明治学院大学准教授を経て現職。日本学校心理学会事務局長、学会連合資格「学校心理士」資格認定運営機構理事および資格認定委員。医療法人たむら小児科クリニック理事等。

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主な講演テーマ

子どもにクソババァと言われたら　－思春期の子育て羅針盤－

ジャンル: ：子育て
聴講対象者: ：一般／保護者

子どもが急に変化する思春期。だんまりだったり、親を疎ましく思ったり。時にクソババァと激しい言葉も飛び出して親はびっくり。思春期特有の子どもの心理がわかれば子育てはうんと楽になります。思春期の子どもと向き合うコツについてわかりやすくお伝えします。子育て中のお母様、お父様にぜひ聞いていただきたい内容です。

もっと子育てが楽しくなるためには　－XとYの法則から－

ジャンル: ：子育て
聴講対象者: ：一般／保護者

NHK教育テレビで取り上げられた「親と子が幸せになるXとYの法則」をご説明しながら、幼少期から思春期にかけての親と子の関係がうまくいくコツについてお話しします。たくさんの事例から具体的にわかりやすくお話しします。ぜひ子育て中のお母様、お父様にぜひ聞いていただきたい内容です。

クライシスカウンセリング

ジャンル: ：学校臨床
聴講対象者: ：教員／教育関係者

子どもの自傷、自殺未遂、虐待、自然災害など子ども達が遭遇する様々なクライシスについてわかりやすくご説明し、先生方や援助職の方々が行える対応について具体的にお伝えします。

保護者をパートナーとするチーム援助

ジャンル: ：学校臨床
聴講対象者: ：教員／教育関係者

学校では援助ニーズが大きな子ども達が支援を待っています。保護者は自分の子どもの専門家です。保護者をパートナーとして、先生方と一緒に援助する方法についてお伝えします。

※高野優氏とのトークショー形式も可能です。
詳細は弊社までお問い合わせください。

フォトギャラリー

主な実績

講演実績

茨城県女性プラザ／全国養護教諭連絡協議会／常陸太田市女性支援ネットワーク／学校心理士研修会／各都県市町村教育委員会／各県教育研修センター／財団法人明治安田こころの健康財団／幼稚園・小学校・中学校・高校／その他多数

研修実績

教育カウンセラー養成講座／

イベント出演

しゃべって納得！NHK「となりの子育て」／

テレビ

フジテレビ	ホンマでっか！？TV／
NHK-Eテレ	Rの法則／となりの子育て／

受賞歴

2004年	日本教育心理学会優秀論文賞

連載・執筆

東京新聞茨城版「負の感情に焦点をあてて」／日経新聞夕刊「自立を促す『よいあきらめ』」／現代のエスプリ（分担執筆）「家族療法の現在」／児童心理／

その他

＜論文＞
・田村節子／石隈利紀 2003　教育心理学研究（日本教育心理学会優秀論文賞受賞）
「教師・保護者・スクールカウンセラーによるコア援助チームの形成と展開－援助者としての保護者に焦点を当てて－」
・田村節子／石隈利紀 2007　教育心理学研究
「保護者はクライエントから子どもの援助のパートナーへとどのように変容するか－母親の手記の質的分析－」
その他多数

本

『保護者をパートナーとする援助チームの質的分析』（風間書房）
『親と子が幸せになる「XとYの法則」』（ほんの森出版）
『養護教諭のコミュニケーション―子どもへの対...』（少年写真新聞社）
『子どもにクソババァと言われたら―思春期の子...』（教育出版）
『新おねしょ革命―おねしょがぜったい治る本』（教育出版）
『石隈・田村式援助シートによるチーム援助入...』（図書文化社）
『臨床心理学全書第10巻』（誠信書房）（分担執筆：第3章「心理教育的アプローチ」）

講演拝聴レポート

田村節子さんの講演を拝聴して／2012年10月

・主催：教育委員会様　一般市民向け講演会
・講演テーマ：思春期の子育て羅針盤

「子育てについて、具体的で、わかりやすく、年代の若い方も参加しやすい講演会にしたい」という主催様からのご要望で、田村節子先生のご招聘が決まりました。

現在人気教養番組をはじめ、教育業界で活躍されている先生ということもあり、当日は満員の会場で、熱心にメモを取られる聴講者の方々の姿が印象的でした。

この日の田村先生の講演は、心理学をもとに、子どもとの接し方、子どもへの声掛けの方法、大人の何気ない行動が及ぼす子どもへの影響など、具体的で実践的な内容が多く盛り込まれていました。年配の聴講者の方からは「もう少し早く、このお話を聴ければよかった」という感想をいただく程、今日から始められる子育て法が満載の興味深い内容でした。

今後子育てを始められる方はもちろん、子育てがひと段落した方にとっても、田村さんの講演はおすすめです。お孫さんとの接し方、また夫婦間のコミュニケーションにもきっと役立つと思います。

（講演依頼.com ）