「格好よさとは、常識に則った上で、どう違う角度から自分を表現するかである」一見“とがった”印象を与える。その風貌と仕事内容からは想像もつかないような、綿密な市場分析力が佐藤裕久の魅力である。2003年6月。91年の歴史ある横浜赤レンガ倉庫内に、“sumire”をオープン。横浜の風情をいかした、「懐かしくも新しいダイニング」が誕生。佐藤裕久の関東ムーブメントが始まった。急がず、ただ怠けず、そして何より自分が納得できる感性で、今後も出店を続けていきたい。その言葉の裏に宿る、常識感に強く共鳴を抱く。見かけや仕事内容といった表面的な部分ばかりに憧れる起業家志望の人たちには、是非一度会って欲しい人物だ。
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経歴
- 1961年
- 8月 京都府生まれ。1980年、神戸外国語大学に入学。退屈な講義には出ず、入学直後に学生企業を立ち上げ、後に、外大の名物となった「七夕祭り」というイベントを企画する。
- 1984年
- 外大を中退して、大阪のアパレル会社に見習いとして入社する。
- 1986年
- 月商30万だった小さなショップを半年で1000万円にまで成長させ、数多くのマスコミに取り上げられる。
- 1987年
- 25歳で独立し、アパレル会社の代表となる。パリのファッションメーカーと独占契約を結び、会社は急成長する。しかし1989年、取引先のトラブルのため、多額の負債を抱えて経営から退く。
- 1991年
- バルニバービ総合研究所をつくり、ファッション関係の企画を手掛ける。
- 1994年
- 友人と共に神戸に団子屋を企画立ち上げるが、阪神大震災で経営困難に。ここで、実業を行うことが自分の使命だと覚悟を決める。
- 1995年
- 大阪にブラッスリー「アマーク ド パラディ」をオープン。パリのカフェスタイルを日本に持ち込み、現在のカフェブームの先駆けとなる。
- 1998年
- 株式会社バルニバービに組織変更する。
- 2002年
- 関西地区に、レストラン、バー、ベーカリーなど11軒もの店をオープンする。
- 2003年
- 神奈川県横浜赤レンガ倉庫にダイニング&ティールーム“sumire.”をオープンし、関東進出も果たす。
- 2004年
- 京都・同志社大学内にカフェレストラン、「アマーク ド パラディ 寒梅館」オープン。学生食堂の改革を果たす。同年、鹿児島県鹿屋市との共同プロジェクト、「アマカラ鹿屋」を立ち上げ、第一号店として、焼酎・さつま揚げ「かのや篠原」を大阪・淀屋橋にオープン。
- 2005年
- 中国・恵州市に「ガーブ夜間飛行」をオープン。東京・芝公園「ガーブ ピンティーノ」、串揚げ「九四」2点同時オープン。東京タワーを見上げる絶好のロケーション、有機野菜、世界の厳選素材を使った料理、関西食文化の串揚げが好評となり、連日メディアの話題となる。同年、「アマカラ鹿屋」プロジェクト第二号店として、東京丸の内・東京ビルTOKIA内に「かのやきよし」オープン。現在18店舗。
- (株)バルニバービは、社員・アルバイト約300名を擁し、大阪、神戸、関東に18店舗を構える。いずれも古ビル、元倉庫、高架下というユニークな、「街のにおい」のする場所を選んでいる。
【大阪市内】 「アマーク ド パラディ」、「ウナセラ」、「オアシス」、「カフェ ガーブ」、「スロー ブルー」:「モノクローム」、「ガーブドレッシング」、「エナルジア」、西洋大食堂「ペイ」:「かのや篠原」、「スローブルー コンシャス」
【京都市内】 「アマーク ド パラディ 寒梅館」
【神戸市内】 「ブレラテーブル」
【東京都内】 「ガーブ ピンティーノ」、「九四」、「かのや きよし」
【横浜市内】 「sumire.」
【中国・恵州】 「ガーブ 夜間飛行」
主な講演テーマ
装置としてのカフェ 都市と人の再生論
装置としてのカフェ 都市と人の再生論
関西活性化のヒント・ミクロ論
関西活性化のヒント・ミクロ論
既成概念にとらわれない
既成概念にとらわれない
21世紀型の飲食業を目指して
21世紀型の飲食業を目指して
飲食業界は腹を満たす事業から心を満たす事業へ
飲食業界は腹を満たす事業から心を満たす事業へ
それでも一緒にやらへんか?幸福なカフェ
それでも一緒にやらへんか?幸福なカフェ
主な実績
テレビ
フジTV | 空飛ぶグータン/ とくダネ!/ |
---|---|
TV東京 | ワールドビジネスサテライト/ |
新聞
日本経済新聞 / 日経流通新聞 /
雑誌
1998年 「サヴィ」(京阪神エルマガジン) / 1999年 「ハバブー」(キリンビール社) / 2000年 「クラッシィ」(光文社)、「日経レストラン」(日経BP社) / 2001年 「ハナコウエスト・グルメ」(マガジンハウス) / 2002年 「ハバブー」(キリンビール社)、「関西1週間」(講談社)、「カフェ&レストラン」「人気の創作すし」(旭屋出版)、「大人の大阪」(阪急電鉄)、「HOW好」(上海文芸出版社)、「ダイニング」(柴田書店)、「ミーツ・リージョナル」(京阪神エルマガジン) / 2003年 「レイ」(主婦の友社)、「ハナコウエスト」(マガジンハウス)、「大人の大阪」(阪急電鉄)、「ミス」(世界文化社)、「商店建築」(商店建築社)、「アントレ」(リクルート) / 2004年 「東京カレンダー」(アクセスパブリッシング)、「BRIO」(光文社)、「東京1週間」(講談社)、「CanCam」(小学館)、「産経新聞」(関西版)、「朝日新聞」(関西版) / 2005年 「東京情緒食堂」(アクセスパブリッシング)、「LEON」(主婦と生活社)、「TARGET」(講談社)、「FRAU」(講談社)、「東京ウォーカー」(角川書店)、「FIGARO」(阪急コミュニケーションズ)、「産経新聞」(関西版)、「Oggi」(小学館)、「ゲイナー」(光文社)、「CLASSY」(光文社)「飲食店経営」連載(商業界) /
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