余裕を持って生きるとは、見た目（外面）、目に見えないもの（内面）、そしてお金という、この3つがバランスよく揃うことで、成り立つ。これを三角形という形にして考えるとよくわかる。どれが欠けても成り立たない。そしてこれらは互いに相乗効果をもたらすと同時に、一方では運命共同体の性格を持つ。そしてこの3つが揃った時に、運が降りてくる。また魅力がある人というのも、このバランスがほどよくとれている人のことを言う。しかし見た目は必ず衰える。お金はある無しにかかわらず、いかにトラブルか多いか、例を出すまでもない。そうなると、内面、いうなれば品性をいかに磨くかで、生き方や、精神的なもの、つまりストレスまで軽減することができるのではないか、それがひいては人相を作り、お金を呼び込むのではないかということをディスカッションしながらを追及していきたいと考えます。

自分が何に向いているか、何ができるかは、やってみなければわからない。やってみることで見えてくる。しかしたいていの人は考えているだけで、行動には移さない。なぜ行動しないのか。勇気がないからか。歳を取りすぎているからか。お金がないからか。いや、たぶんその言い訳癖がネックになっているのだろう。無いものの一つに「時間がない」というのがあるが、これこそアイデア次第ですぐにでも手に入る。例えば私はテレビを見ない。しかしテレビを見なくてもそれほど困ることはない。収入を倍にしたい。お金持ちになりたい。小さい時の夢を追いかけたい。それはみんな同じだ。しかし頭から湯気が出るほどそれを願って、何かを我慢して、時間を捻出しているだろうか。昨日と違う前向きなことをした時点で、言い訳癖は治るのである。それが大きな1歩になるということを、紙に書くという行為で体験する。

携帯電話、もしくはスマートフォンで自分の顔を撮ってくださいと言うと、ほとんどの人が「エーッ」と声を上げる。しかしその数分後にはみんな自分の世界に入っている。その後で「キレイですね」とほめ合うのだが、これが終了するころは全員輝いている。言葉だけで女性はキレイになる。「キレイ」は女性にとっては魔法の言葉である。高価な化粧品も、エステも美顔器も何も必要ない。「私はキレイだ」と言うだけで、また、人からキレイと言われることで、女性はキレイになる。誰も言ってくれないなら、親に「ウソでもいいから、キレイだと言って」とか、夫に「100円あげるからキレイと言って」とお願いすればいい。オンナはそれがお世辞だとわかっていても、キレイホルモンが目覚めて、本当にキレイになるのだ。すると本人はモチベーションが上がり、周りは明るくなる。しかしこれは男性にはわからない女の心理であるので、そのように理解してもらうしかないのだが。

人生100年の時代が遠からずやってくるといっても過言ではない。しかし生きているといっても、元気でなければ意味がない。私は老人ホームで文学を伝えるというライフワークを通して、のべ何百人もの80代・90代、そして100歳を超えた年配者にあっている。その多くが健康な笑い人である。元気だから笑顔なのか、笑顔だから元気なのかわからないが、くよくよしないことが、皆さんの共通した意識であるらしい。ここでひとつ、ほめられた方が嬉しいのは当たり前だが、ほめた方も「ああ、こんなに喜んでくれている」と逆に嬉しくなるという現象が起きているのである。笑うというのは、そういう小さな思いやりの積み重ねである。自分がほめることで、人が喜んでくれる事に意義を見出すのだ。笑いの効用を引き出しながら、笑顔の重要性や長寿につながるか否かをディスカッションしたいと思う。