小生は生命倫理学を専攻しており、日本生命倫理学会の前代表理事(会長)も経験しました。昨今、「患者中心の医療」ということが新聞記事などにも目立つように、「インフォームド・コンセント」や「患者の権利」などの言葉は一般の人々にも使われるようになったと思います。しかしながら、それらの言葉の正しい意味や、使われるようになった背景については、患者はもとより、医療者の間でも誤解があるように思われます。小生は、大学医学部、福祉系学部における教育また病院研修会、市民講座における講演に携わってきましたが、より多くの人々に、良き医療者、または良き患者になることについて、分かりやすくお話しできればと考えております。
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経歴
- 1986年
- 上智大学大学院理工学研究科生物科学専攻博士後期課程単位取得満期退学
- 1991年
- 産業医科大学医学部医学科医学概論教室講師
- 1997年
- 山口大学医学部医学科医療環境学講座教授
- 2002年
- 川崎医療福祉大学医療福祉学部教授
- 2004年
- 京都工芸繊維大学繊維学部教授(後に大学院工芸科学研究科教授)
- 2008年
- 東洋英和女学院大学人間科学部教授
- 2011年
- 日本生命倫理学会第8期代表理事・会長(~2014年)
- 2019年
- 東洋英和女学院大学特任教授(現在に至る)
主な講演テーマ
良き患者・医療者になろう
~新しい医療倫理としての生命倫理を学ぶ~
良き患者・医療者になろう
~新しい医療倫理としての生命倫理を学ぶ~
- ジャンル
- :医療/健康
- 聴講対象者
- :40代~70代 女性 男性/一般市民/医療従事者/福祉・介護関係者など
現在「患者中心の医療」が求められるようになり、医療者が患者にどのように対応すべきかということだけではなく、患者にも医療に関わる責任と、権利の意識を正しく持つことが求められている。そのためには、従来の「医療倫理」とされた、医療者が患者のためになることをする、患者は医療者を信頼すれば良いという考え方は見直されてきた。特に、1960年代から、延命技術、移植医療、生殖補助医療などの生命操作を可能とする医療が発展してきて、患者が主体的に医療を選んでいく「患者中心の医療」が求められてきた。そのための新しい医療倫理が、米国で「バイオエシックス(生命倫理)」として成立・発展し、日本にも導入されてきた。本講演では、そのような新しい医療に対応できるように、患者も医療者への対応の仕方、医師の説明の受け方、自分の病状や治療、そして自らの終末期のあり方や、死への向き合い方を考え、「良き患者」また「良き医療者」になるために必要な基礎知識・態度を学ぶことを目的としたい。
「小さな死」から「大きな死」へ
「小さな死」から「大きな死」へ
- ジャンル
- :医療/健康/人生
- 聴講対象者
- :一般市民/高齢者/医療従事者/福祉・介護関係者
カトリックのシスターであった渡辺和子さんは、ベストセラーとなった著書『置かれた場所で咲きなさい』などで論じた「小さな死」は、やがてくる自分の本当の死である「大きな死」のリハーサルとして捉えることから始まり、「死」ということを身近なことから考えるきっかけを与えています。本講演では、その「小さな死」ということを手がかりに、終末期医療や性の問題において語られている「小さな死」にも言及し、われわれは、「自分の死」をいかに考え、受容していけば良いのかのヒントを示したいと思います。拙著『小さな死生学入門ー小さな死・性・ユマニチュードー』(東信堂)を参照していただければと思います。
映画から学ぶ死生学
映画から学ぶ死生学
- ジャンル
- :医療/健康/人生/死/終活
- 聴講対象者
- :一般市民/高齢者/医療従事者/福祉・介護関係者
「自分の死」をどう受けいれ、どう対処すればいいのかについて、現代の医療や高齢者の福祉・介護をめぐる問題と関連し、われわれにその回答を迫っている。本講演では、そのヒントを日本人が長く親しんできた小津安二郎の「東京物語」や成瀬巳喜男の「浮雲」などの名作に求め、現代の終活をめぐる議論では扱われない、日本人の深層にある死生観について考えたいと思います。拙著『生命の問いー生命倫理学と死生学の間でー』(東信堂)における「カルチュラル・バイオエシックス」の議論を参照してくださるとありがたいです。
研修内容
事例で学ぶ「医療と福祉の倫理」
- ジャンル
- :医療/福祉
- 聴講対象者
- :20代~40代医療・福祉の専門職
医療と福祉の現場で患者・利用者の尊厳・人権を尊重するとはどのようなことなのかを事例について検討し、具体的な対応ができるように実践的な研修を行う。事例のテーマとしては、「患者をめぐる医師・看護師・家族それぞれの思い」、「認知症高齢者の転倒・転落事故の防止」、「職場における感染症への対応」、「信仰上の理由による治療拒否」、「重度の障害をもつ新生児の治療」などを扱う。グループ・ディスカッションなどを行い、「患者・利用者中心の医療・福祉」における価値判断決定のあり方を学ぶ。
主な実績
講演実績
町田市民大学/東洋英和女学院大学
研修実績
イベント出演
テレビ
NHK | NHKニュース/ |
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新聞
朝日小学生新聞 / 産經新聞 /
WEB
seesaa /
受賞歴
1992年 | 第3回生存科学武見奨励賞 | 「生存科学としてのバイオエシックス」の研究の成果による |
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連載・執筆
情報・知識 イミダス 「生命倫理項目(2003年~2007年・2008年より電子版のみ、現在も執筆)」 /
本
- 『小さな死生学入門』(東信堂)
- 『新しいバイオエシックスに向かって―生命・科...』(北樹出版)
- 『バイオエシックス教育のために』(メディカ出版)
- 『ケースで学ぶ医療福祉の倫理』(医学書院)
- 『ケースブック医療倫理』(医学書院)
- 『生命の淵―バイオエシックスの歴史・哲学・課題』(東信堂)
- 『小さな死生学入門ー小さな死・性・ユマニチュードー』(東信堂)
講演料金目安
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