家族・教育問題、青少年のネット・スマホ利用、児童虐待などをテーマに取材。豊富な取材実績をもとに多数の話題作を発表し、あらたにAI時代の家庭教育やAI社会を生き抜くための子育て論などをテーマにしている。
近著の『スマホ廃人』では、スマホやネットがもたらす数々の社会現象を追い、利便性の背後にある新たな問題を提起。また、『ルポ居所不明児童~消えた子どもたち』は貧困や虐待の問題を抱えたまま放置される子どもの実態を報告、大きな反響を呼んだ。
出版のみならず、専門家コメンテーターとしてのテレビ出演、全国各地での講演会など幅広く活動する。日本文藝家協会会員
おすすめポイント
家族・教育問題、青少年のネット・スマホ利用、児童虐待などをテーマに取材・執筆。AI時代に必要な家庭教育や、今後のAI社会を乗り切るための子育て論にも詳しい。近著の『スマホ廃人』は、スマホがもたらす数々の社会現象を追い、話題を呼んだ。
著書『小さな花が咲いた日』は、平成20年度~27年度中学高校入試問題に。また、著書『スマホ廃人』は平成30年度国公立大学入試問題に採用されるなど、教育界からも大きな注目を浴びている。
好評発売中!『ルポ 居所不明児童~消えた子どもたち』
小学校に入学しない、家庭訪問しても家には誰も住んでいない…、「行方がわからない」という状態のまま何年間も放置され、社会から存在を消されていく子どもたち。 半世紀の間に、所在や安否がつかめない子どもは累計約2万4千人にもなる。埋もれていた事実を丹念な取材で掘り起こし、社会に衝撃をもたらした。
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経歴
- 1990年
- 家族・教育問題、児童虐待などをテーマに取材をはじめる。
- 1997年
- 週刊誌、月刊誌などで連載記事、特集記事を担当。夫婦・親子関係、育児、家庭教育などのテーマをはじめ、主婦のひきこもりやドメスティックバイオレンス等、家族間に起きているあらたな問題を次々と提起。
- 2006年
- インターネット関連の問題について取材をはじめる。
学校裏サイトやプロフなど子どもを取り巻く問題とともに、ネットゲーム(オンラインゲーム)に依存した主婦や若者の実態を紹介。 - 2011年
- 虐待や貧困、家庭崩壊に直面する子どもの実態を描いた著作、『誰か助けて~止まらない児童虐待』、『ルポ 子どもの無縁社会』などを刊行。当事者の苦悩のみならず、行政システムの機能不全、児童相談所職員や支援者など現場の声を広く報告した。
- 2015年
- 学校や地域から「消えた子ども(居所不明児童)」の実態を報告する書籍を刊行。綿密な取材に基づき、教育や医療、福祉とつながれないまま放置される子どもたちの問題を、日本ではじめて明らかにした。「子ども虐待防止全国フォーラム」、「日本子ども虐待防止学会」等で居所不明児童問題の第一人者として講演。
- 2016年
- スマホがもたらす数々の社会現象、SNSトラブルやソーシャルゲーム依存、スマホ育児などの問題を取材。
主な講演テーマ
AI時代の家庭教育 ~進化する社会を生き抜く力をどう育てるか
AI時代の家庭教育 ~進化する社会を生き抜く力をどう育てるか
- ジャンル
- :家庭教育/キャリア教育/AI スマホ
- 聴講対象者
- :PTA啓発/インターネット教育/市民向け講座など
AI(人工知能)は画期的な技術革新と社会構造の変化をもたらすと予想され、特に子どもたちの将来への影響を考慮する必要があります。20年後、30年後の教育や仕事はどうなっているのか、どんな準備や心構えを持てばいいのか、今から親子で話し合う機会を持ちましょう。
また、AIがもたらす利益だけでなく、その使い方や利用方法について十分に考えることが大切です。すばらしい技術も、使い方を間違ったら悲惨な事態を招きかねません。だからこそ、AI社会に生きる人それぞれの人間性、道徳や正義、思考力や判断力などが求められます。そして、それらの土台を作るための家庭教育がますます重要となるでしょう。
どれほど時代や社会が変わろうと、根底で変わらないもの、普遍的なものが必ずあります。
講演では、AI時代を生き抜くために必要な「生きる力」を育むために、子どもをどのように育てていけばよいかを具体的にお話しさせていただきます。
【その他テーマ例】
・スマホからAIへ ~激動の時代を生きる子どものためにおとなができること
・AIは子どもの未来をどう変えるのか ~家庭や地域で考える子どもの育ち
AI時代の家庭教育に関してインタビュー
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- ★ママパパお役立ち情報!豊かな子育て
- AI時代が到来。予測不可能な未来を子どもたちは生き抜いていかなくてはなりません。そんな時代を生き抜くために家庭では、子どもをどのように育てていけばよいか。AI時代の家庭教育教育に関してインタビューを掲載!
スマホ世代の子どもとどう向き合うか
スマホ世代の子どもとどう向き合うか
- ジャンル
- :インターネット教育/スマホ/SNS/教育
- 聴講対象者
- :青少年健全育成/PTA啓発/インターネット教育/人権擁護/市民向け講座など
スマホ利用の長時間化、ゲーム依存、ネットいじめなど、子どもを取り巻くネット環境はさまざまな問題を抱えています。いずれも子どもの心身に悪影響を及ぼすことが懸念されますが、一方で家庭や学校、社会においては具体的な対応策を見出せていません。
友達を求めて利用したSNSでトラブルに巻き込まれたり、ネット上で公開した自撮り(自分で自分の姿を撮影すること)画像から個人情報が流出するなど、子どもの日常に多くの危険が潜んでいます。
ネットやスマホの世界で子どもたちは何をしているのか、なぜ知らない人とつながろうとするのか、おとなは彼らの本当の気持ちを理解しているでしょうか。現実の世界で、彼らと真剣に心を通わせているでしょうか。
今後、ネット社会はますます進化し、AI(人工知能)なども本格的に普及することが予想されます。現状を認識するとともに、家庭や地域でできる教育、子どもとの向き合い方について考えてみましょう。
【その他テーマ例】
・スマホ世代の子どもとどう向き合うか
・子どもを取り巻くネット社会の現状と課題
・おとなの知らない子どもの世界~SNSトラブルやネットいじめから子どもを守るために
孤立と虐待のない街づくり
~無縁化する子どもを支えるためにできること~
孤立と虐待のない街づくり
~無縁化する子どもを支えるためにできること~
- ジャンル
- :児童虐待防止/子育て支援関連
- 聴講対象者
- :人権擁護/地域福祉/行政関係者研修/市民向け講座など
増加の一途を辿る児童虐待。悲惨な状況を防ぎ、子どもたちの健やかな成長を見守るためにいったい何をすればいいでしょうか。
親の育児不安や経済格差、人間関係の希薄化など虐待の背景は複雑です。まずは現状を認識し、問題への理解を深めましょう。たとえば地域で「迷惑な子」、「変わった子」と見られる子どもが実は虐待の被害者で、家から追い出されたり食事を与えられなかったりしています。
ひとつの視点だけでなくさまざまな角度から考える、虐待の問題に対するときにはこうした姿勢が不可欠です。
また、虐待がもたらす影響は大切な子ども時代に深い傷を残すだけでなく、その後の就学や就労にも問題を生じさせます。崩壊した家庭環境で育ったことで基本的な学力や生活習慣などが身につかず、結果的に社会に適応できない場合も少なくないのです。
人の一生に深刻なダメージを与えかねない、だからこそ早期に問題を発見し、対応していくことが求められます。
子どもたちのかけがえのない命と生活を守るために何をすればいいのか。現場からの報告とともに、地域でできる取り組みや新たな活動事例を紹介します。
【その他テーマ例】
・孤立と虐待のない街づくり~無縁化する子どもを支えるためにできること」
・消えた子どもたち~虐待と貧困の現場で何が起きているか」
・親子が笑顔で向き合う子育て」
各種テーマの組み合わせも可能です
上記演題は参考例です。テーマの組み合わせをご希望の方は、講演依頼.comスタッフまでお問い合わせください。
主な実績
講演実績
【ネット関連講演】
鹿屋市教育委員会/横浜市西区・保土ヶ谷区/神奈川県立高等学校PTA連合会/南丹市/岡山県教育庁/青森県中学校教育研究会/川崎市麻生区教育会議/神奈川県青少年センター/大野市教育委員会/さいたま市教育委員会/足利市PTA連絡協議会/前橋市教育委員会/宮崎県人権対策課/学校法人野田学園/静岡県生徒指導者研修会/新潟県教職員組合柏崎苅羽支部/神奈川県福祉子ども未来局/山田町教育委員会/浦安市教育委員会/茨城キリスト教学園中学校/学校法人野田学園/白山市教育委員会/神奈川県警被害少年サポートセンター/町田市子ども生活部/大井中央公民館/川崎市高津区教育会議/その他多数
【人権関連】
北海道民生児童委員連盟児童虐待防止/北海道苫小牧市児童虐待防止山鹿市/愛媛県人権協会/世羅町/樹徳学区人権啓発推進協議会/大阪府吹田市男女共同参画/宮崎県宮崎市児童虐待防止//茨城県古河市児童虐待防止/東京都荒川区児童虐待防止/厚生労働省主催/日本子ども虐待防止学会/その他多数
【青少年育成関連】
夷隅地区保健連合会/静岡県里親連合会/桐生ロータリークラブ/社会福祉法人同仁会/神奈川子ども未来ファンド/愛川町教育委員会/岡山県備前教育局/浪速区役所/埼玉県朝霞市中学校合同学習会/新潟県私立保育園連盟/群馬県前橋市教育委員会/東京都田無市子育て支援/福岡県高等学校生徒指導協議会/香川県丸亀市教育委員会/岐阜県羽島市PTA連合会/長野県木曽郡PTA連合会/長野県佐久市教育委員会/静岡県御殿場市青少年健全育成/富山県青少年健全育成/福岡県教育委員会・福岡県PTA連合会/群馬県渋川市教育委員会/愛媛県八幡浜市人権教育協議会/佐賀県武雄市教育委員会/三重県松坂市教育委員会/岩手県奥州市教育委員会/日本PTA連合会/北海道苫小牧市//鳥取県鳥取市・米子市・倉吉市/愛媛県伊予市/山梨県南アルプス市/石川県加賀市/島根県出雲市/茨城県笠間市/大阪府大東市/神奈川県川崎市/山梨県中央市/北海道札幌市/神奈川県川崎市/千葉県八千代市/千葉県酒々井町/埼玉県朝霞市/島根県出雲市/静岡県御殿場市/愛知県名古屋市/石川県金沢市/静岡県御殿場市/高知県佐川町/兵庫県加西市/千葉県香取市/兵庫県丹羽郡/兵庫県豊岡市/兵庫県西宮市/広島県広島市/東京都中野区/群馬県藤岡市/富山県滑川市/愛媛県八幡浜市/群馬県みどり市/静岡県忍野村/石川県野々市市/埼玉県上里町/愛知県豊橋市/群馬県前橋市/福岡県筑後市/東京都新宿区/大分県中津市/神奈川県横浜市/神奈川県逗子市/群馬県富岡市/山口県上関町/茨城県筑西市/高知県高知市/その他多数
テレビ
NHK | あさイチ/ ニュースウオッチ9/ |
---|---|
日本テレビ | ニュースプラスワン/ 真相報道バンキシャ!/ |
TBS | ひるおび/ |
フジテレビ | とくダネ!/ ほんまでっか?! TV/ |
テレビ朝日 | ワイド!スクランブル/ 報道ステーション/ |
テレビ東京 | ワールドビジネスサテライト/ |
新聞
毎日新聞 / 朝日新聞 / 読売新聞 / 産経新聞 / 日本経済新聞 / The Times /
その他メディア
共同通信著者インタビュー
受賞歴
2015年 | 日本青年会議所年間最優秀賞受賞 | 苫小牧青年会議所主催 |
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連載・執筆
文春オンライン 「便利さからハマる、その先にある『スマホ廃人』の危険」 / 文春オンライン 「ルポ・毒親介護」 /
その他
<主な対談の共演者>
教育評論家・尾木直樹氏(尾木ママ)/ジャーナリスト・江川紹子氏 /ジャーナリスト・鳥越俊太郎氏/ジャーナリスト・大谷昭宏氏 /恵泉女子大学教授・大日向雅美氏/横浜市前副市長・前田正子氏/その他多数
本
- 『人生を豊かにするスマホとの付き合い方――シニ...』(花伝社)
- 『お母さんと子どもの愛の時間』(花伝社)
- 『スマホ廃人 (文春新書)』(文藝春秋)
- 『子どもとスマホ おとなの知らない子どもの現実』(花伝社)
- 『ルポ 居所不明児童 ――消えた子どもたち (ち...』(筑摩書房)
- 『ルポ - 子どもの無縁社会 (中公新書ラクレ)』(中央公論新社)
- 『小さな花が咲いた日』(ポプラ社)
- 『愛されなかった私たちが愛を知るまで―傷つい...』(かもがわ出版)
講演拝聴レポート
石川結貴さんの講演拝聴レポート
- ・講演日時:2019-12-13
- ・主催:自治体 総務課 人権・男女平等参画係様
- ・講演テーマ:孤立と虐待のない街づくり~傷つく子どもを救うためにできること~
「たった一度の偶然の出会いが人生の分かれ道になる」
この言葉を受けて、講演では、親から虐待を受け、自暴自棄になっていたある二人の少年について語られました。
一人は、オレオレ詐欺の受け子となり、現在、刑務所に収容されている少年。
もう一人は、過疎地域の防災訓練での出会いにより、現在、自立を果たせた少年。
この二人の少年、何が違ったのでしょうか?
オレオレ詐欺の受け子となってしまった少年。
学業はふるわず、荒れた日々。やっとのことでできた就職も、時間を守るといった一般的なルールが守れず、また、会社の理不尽な扱いにも耐え切れず、社長とけんかをして会社をやめてしまいました。
住む場所もお金もなく、町でおなかをすかせて、路上に座り込んでいたところに、かけられた声。
「何をやっているんだ?ラーメン食べに行くか?」
最初は、「ふざけんな声かけるな」と心を閉ざしていたそうですが、何度目かに声をかけられたときに、空腹に耐えきれず、ついて行ってしまったそうです。そして、ごはんを食べさせてもらい、仕事も紹介してもらえた。
彼は、その出会いで「安心」「仕事」をもらい、そして「必要とされた」。しかし、それは「オレオレ詐欺の受け子」。現在、彼は、刑務所に。
一方、過疎地域の防災訓練に参加した少年。
受け子になった少年と同様な生育環境にあり、なんとか進学できた高校でも、「俺なんて」といった感じで荒れた日々。ある時、過疎化が進む地域の防災訓練において、人手が足りず、少年の高校も参加することに。参加するのを渋っていた少年ですが、学校の先生にいやいや連れていかれたそうです。
その訓練では、高齢のご老人たちが、避難所に歩いて避難するのは難しいため、若い高校生がおぶって避難することになりました。その少年は、最初は、「大変だし、何往復もしなくてはいけないし、ふざけんなやっていられるか!」と悪態をついていたそうです。
しかし、いざ、訓練が始まり、おんぶして避難所へ。何往復かしていると、そのご老人たちが、「は~ありがとうね」とその少年に向かって手を合わせ、心からお礼をいってくれたそうです。
その時「くずみたいな俺でも必要とされたんだ。がんばろう」と思ったそうです。
彼は、その出会いで「誰かに必要とされること」を実感し、この経験をきっかけに、前向きに生きていくことができるようになりました。
一人の少年は、偶然の出会いが、たまたま悪い出会いだった。
もう一人の少年は、偶然の出会いが、たまたま良い出会いだった。
たった一度の偶然の出会いが、それぞれの少年の分かれ道となったのです。
虐待を受けて育った多くの子供たちは、安心した家庭環境がないため、学力不足に陥りやすく、「朝、顔を洗う、約束した時間を守る」などといった一般常識や社会生活のルールも身に着けることができていません。また、暴力や暴言を吐かれて育つため、自己肯定感も低く、劣等感にさいなまれ、人間関係を上手に構築することも苦手です。そのため、就労も困難になり、結果貧困に陥りやすくなります。
そのような子どもたちに対して、学校や地域の大人たちは「かわいそうに」という同情の言葉や態度を示します。
しかし、その言葉は、彼らに「自分ってかわいそうな子どもなんだ」「自分って必要とされていないんだ」と自己暗示をかけることとなり、ますます自分を卑下し、劣等感を醸成する結果となってしまいます。
私たち大人は、私たちの何気ない言葉や行動、そして出会いが子どもたちに大きな影響を与え、よくも悪くも変えてしまうことがあることを認識し、自分の思い込みや一方的な視点だけではなく、相手の気もちや生活を想像しながら、子どもたちが「自分は存在してもいいのだ」という安心感がもて「誰かに必要とされていること」を実感できるような社会を築いていかなくてはならないと感じました。
他にも、講演では、子どもを取り巻く諸問題や家庭内の育児環境の変化、SNSの現状など、取材をベースにした実例が豊富に盛り込まれていました。
実例が豊富に盛り込まれた石川さんの講演は、説得力があり、わかりやすく、人権について考えさせられるきっかけになる講演でした。
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