東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。様々な渋滞を分野横断的に研究する「渋滞学」を提唱し、著書「渋滞学」(新潮選書)は講談社科学出版賞などを受賞。2021年イグ・ノーベル賞受賞。国交省、経産省、文科省などの有識者委員も多数務めている。日本テレビ「世界一受けたい授業」に多数回出演するなど、多くのテレビ、ラジオ、新聞などのメディアでも活躍している。
好評発売中!『東大人気教授が教える 思考体力を鍛える』 (あさ出版)
西成先生の専門「渋滞学」「無駄学」、そして今回の書籍のタイトルである「思考体力」。どの言葉もあまり聞きなれない言葉であるがゆえに興味をそそられる先生の言葉。実際に読み進めていくと、私たちの日常に深く関わる学問・能力であり、 明日何が起こるか分からない現代において、今こそ、私たちが身につけなくてはならない能力であると感じました。
思考体力とは何か、どのように身につけていけばいいのか、そして、どのように思考体力を日常に活かしていけばいいのか、6つの力に分け、詳しく分析・解析をしています。「脳」を鍛え、本当の意味で頭がよくなる方法は、簡単に今すぐできるものばかり。 ビジネスマンから学生、主婦の方まで幅広く読んで頂きたいオススメの一冊です!
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経歴
- 1990年
- 東京大学工学部航空学科卒業
- 1992年
- 東京大学大学院工学系研究科修士課程修了
学術振興会特別研究員(~1995年) - 1995年
- 東京大学大学院博士課程修了、工学博士
- 1997年
- 山形大学工学部機械システム工学科 助教授
- 1999年
- 龍谷大学理工学部数理情報学科 助教授
- 2002年
- ケルン大学理論物理学研究所(ドイツ)にて客員教授(~2003年)
- 2005年
- 東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻
- 2009年
- 7月 東京大学先端科学技術研究センター教授就任
- 2021年
- フェリシャーニ クラウディオ特任准教授らとともに、イグ・ノーベル賞動力学賞を受賞
- 2023年
- 東京大学大学院工学系研究科 教授
- <現職>
・日本国際ムダどり学会 会長
・独立行政法人科学技術振興機構 さきがけ研究員
・内閣府 イノベーション国際共同研究 座長
・日本学術振興会 日米先端科学シンポジウム委員 など
主な講演テーマ
あなたの渋滞解消します ―その流れ、変えてみませんか?
あなたの渋滞解消します ―その流れ、変えてみませんか?
- ジャンル
- :渋滞学
- 聴講対象者
- :一般
一般的に「渋滞」と言うと「車の渋滞」をイメージしますが、私たちの日々の生活において、「渋滞」はあらゆる場所で発生しています。人の混雑や携帯がつながりにくくなる現象も渋滞です。我々の体内にも渋滞があり、それが病気と関係しています。こうした渋滞現象を広く考える学問が渋滞学です。日々溢れるこれらの「渋滞」から逃れ、より良い生活を送るためには何が必要か? 渋滞学の基本から様々な事例をもとに日々の生活に役立つお話をします。
思考体力を鍛える
思考体力を鍛える
- ジャンル
- :思考体力
- 聴講対象者
- :ビジネス
思考体力とは、「考え続ける力」のことを言います。長年、研究を続けていく中で出会った「成功する人」には共通してこの思考体力があります。経済不況、超高齢社会、環境問題…と日々私たちにのしかかる様々な困難(問題)を乗り越えていくために、この思考体力は今後より必要となります。そして、思考体力は運動の体力のようにトレーニングによって鍛えることができます。思考体力の身につけ方、伸ばし方を中心にビジネスに活かせるヒントをお伝えします。
シゴトの渋滞、解消の法則 ~渋滞学による真の効率化~
シゴトの渋滞、解消の法則 ~渋滞学による真の効率化~
- ジャンル
- :渋滞学
- 聴講対象者
- :ビジネス
私たちの日常生活には、あらゆる場所で「渋滞」が発生しています。特に職場では、業務の効率化やスピードが求められ、「忙しい」「時間がない」「目の前のことに精一杯」と悩みを抱えている人も多くいるのではないでしょうか。本講演では、長年研究してきた「渋滞学」を応用した新しい効率化のアプローチを紹介いたします。渋滞緩和で特に重要な考え方が、「急がば回れ」です。一見無駄に見える「ゆとり」が、長期的に見ればかえって効率性を高める事が様々な事例で科学的に証明されてきました。ゆとりを持ちながらも成果を上げる方法について、様々な企業で実践してきた実例を紹介するとともに、仕事の流れを最適化するにはどうしたらよいかについてお話しいたします。
子ども時代から大学時代までに身につけさせたい思考体力
子ども時代から大学時代までに身につけさせたい思考体力
- ジャンル
- :思考体力
- 聴講対象者
- :教育
「飽きっぽい子どもたち」「授業に集中できない子どもたち」が近年増えてきていると言われています。しかし、この子どもの時期こそ、考え続け、物事を深く広く考える「思考体力」が芽吹く絶好のチャンスなのです。親や周囲の大人たちがいかに子どもたちが自発的に能力を伸ばせるように導くことができるか、大人ができる子どもの思考体力を育てる戦略をお教えします。
主な実績
講演実績
各企業/行政/団体/教育機関/その他多数
テレビ
NHK | 爆笑問題のニッポンの教養/ サイエンZERO/ 視点・論点/ おはよう日本/ |
---|---|
NTV | 世界一受けたい授業/ 所さんの目がテン!/ |
TBS | ニュース23/ ピンポン!/ イブニング5/ |
フジテレビ | 宇宙一頭の良いワイドショー/ めざましテレビ/ |
テレビ東京 | 頭が良くなるヘンな地図/ |
受賞歴
講談社科学出版賞 | 『渋滞学』 | |
日経BPビズテック図書賞 | 『渋滞学』ダブル受賞 | |
2021年 | イグ・ノーベル賞 | 動力学賞 |
CD
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ムダとりの歌
ムダとりの歌
その他
・警察庁と共同で高速道路、試験コースでの渋滞実験を実施。
・国土交通省の成田空港、羽田空港渋滞緩和チームに参加。
・趣味にてオペラ声楽を学ぶ。
本
- 『東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣』(あさ出版)
- 『逆説の法則 (新潮選書)』(新潮社)
- 『東大人気教授が教える 思考体力を鍛える』(あさ出版)
- 『とんでもなく役に立つ数学』(朝日出版社)
- 『シゴトの渋滞、解消します! 結果がついてくる...』(朝日新聞出版)
- 『よくわかる渋滞学 (図解雑学)』(ナツメ社)
- 『「渋滞」の先頭は何をしているのか? (宝島社...』(宝島社)
- 『無駄学 (新潮選書)』(新潮社)
- 『クルマの渋滞 アリの行列 -渋滞学が教える「...』(技術評論社)
- 『渋滞学 (新潮選書)』(新潮社)
- 『爆笑問題のニッポンの教養 万物は渋滞する 渋...』(講談社)
講演拝聴レポート
生産性を上げる「科学的ゆとり」のススメ
- ・講演日時:2017-11-16
- ・主催:建築関係業界団体
- ・講演テーマ:渋滞学で会社を変えろ!!企業・組織の生産性を上げる極意
車の渋滞に端を発した「渋滞学」の研究から、100社以上の企業の生産性向上に携わり、ある企業では2億円もの追加利益を生み出した実績もある西成先生。生産性向上には、一見無駄にも見える「科学的ゆとり」が重要と言います。
そもそも渋滞とはどういう状態でしょうか?西成先生が全国の道路データから、交通量と、密度(1kmあたりに車が何台いるか)を検証した結果、車が25台/1kmを超えると渋滞することが分かりました。つまり1km25台=1台40m。車間距離が40mあれば渋滞しないのです。40mと言うと感覚的には割とゆとりがあるように思えます。しかしこれ以上車間を詰めた場合、もしどこかで隣の車線からの割り込みがあって1台が急ブレーキを踏むと、人間の反応には1秒程度かかるため、後ろにいくに従い急ブレーキの時間はどんどん長くなり、大渋滞になってしまうのです。
とはいえ割り込みや追越し、坂道での減速などはイレギュラーな現象。こうしたブレが一切無ければ、1kmあたり25台超でも現実に車は流れます。しかしこのギリギリの状態は一見安定して見えますが実は不安定。これを「メタ安定」状態と言います。実社会では予測できないイレギュラー=ブレはつきもので、ブレが生じたそのとき、メタ安定はあっけなく崩壊します。その上で西成先生は、全体最適ための「科学的ゆとり」の重要性を説くのです。
仕事も同様、ちょっと余裕ができると、さらに仕事を入れよう!となりますが、実はこれでメタ安定状態に。そしてどこかのプロセスでブレが生じると、あっという間に混乱…最終的な成果物は減ってしまいます。皆さんも思い当たる節はあるのではないでしょうか?
では仕事における「科学的ゆとり」はいかに設定すれば良いのでしょうか?残念ながら会社も仕事も十人十色。一概には言えません。しかし西成先生の研究は1つのヒントを提供しています。仕事でも道路と同様に、交通量(ある期間に完了した仕事量)と、密度(1時間当たりの仕事量)が存在します。そしてある密度を超えると、仕事や業績を渋滞させる「メタ安定」に突入してしまうのです。その境界線が御社・あなたの「科学的ゆとり」です。
生産性向上が注目される今日。まずは日々の仕事の棚卸をし、「車間距離40m」を探してみるのはいかがでしょうか?
(講演依頼.com 中村 潤一 )
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講演料金目安
- 料金非公開講師になりますので、
お問い合わせください。 -
(30万以上~60万円未満の範囲です)
お客様の声
仕事の渋滞解消の法則
専門的な内容を、わかりやすくまとめて講演していただきました。また内容に対しても、渋滞という興味深く、身近な内容で楽しく講演をしていただきました。西成先生にお礼を申し上げます。 | 90点 | |
参加した方々から大変勉強になった、面白かったと感想をいただきました。 外部から講師を招いての講演会は初めてだったので、段取り等々、大変心配しておりましたが、先生のお人柄で、すべてカバーいただきました。ありがとうございました。 | 100点 |