幕末の英雄、坂本龍馬の活動をマーケティングの要素に当てはめて考えると（例：商品→倒幕というブランド、販路→薩摩藩・長州藩、販促→薩長同盟・大政奉還、計画→船中八策）、不思議なほどに彼の考え方や行動規範がいかに近代的・合理的なものであったかが浮き彫りとなり、その偉大さがより鮮明になる。また、著名な人物を例に考えることで、難しく考えられがちなマーケティング理論も、より身近で分かり易いものとなる。

『ペップトーク』とは、上司が部下に贈る「方針や気持ちが分かりやすく伝わり、ピンとくるスピーチ」であり、プラス思考でポジティブな単語・表現で構成される。ついマイナス思考・ネガティブな発言で相手のやる気を削いだ経験、削がれた経験は誰もが一度はしており、それが組織の雰囲気や生産性を下げていることにも気づいている。キーワードで組織全体の心をつかみ、活性化させるコツと具体的なシナリオの作成法を解説する。

お客様から同じ話を聞いても、次に成すべき事がピンとくる営業担当者や開発担当者と、そうでない担当者とでは、後の成果に大きな差ができてしまう。「成果に直結する、ピンとくるための発想力」は、企業・組織が勝ち残っていくための「戦力」および「財産」であり、その強化ポイントについて実例を交えて紹介する。さらに、発想力を個人の能力としてだけではなく、組織の力として醸成していくためのポイントも同時に紹介する。

これまでリーダーシップと言えば「人間関係調整力」や「精神力」で語られることが多かった。しかし、企業の発展にスポットを当てた場合、特に営業系や開発系の管理職に求められるのは収益向上であり、そのための問題発見および問題解決に向けた力量である。その力量を伸ばして発揮した管理職に部下は素直に付いて行く。管理職に求められる問題発見・解決力の醸成ポイントを、実践的なケーススタディーを交えて紹介する。

「なぜ成果が出ないのか、今後どうすれば良いのか」その原因を追究し対策を立案するには、精神論で「君ならできる、頑張れ」と励ましたり、上司の経験や価値観だけで推論しても、部下が納得する指導はできない。具体的かつ論理的に問題点を突き詰め、部下が実践レベルで自分のやるべき事を自覚するためには、目で見て判る形で知らしめる必要がある。その特効薬ともいえる万能フローチャートの作り方を、事例を交えて紹介する。

誰もが一度は聞いたことのある「提案営業」という言葉だが、自発的に有効な提案営業ができている営業担当者や開発担当者は意外と少ない。有効な提案をするためには、インプット（質問力）とアウトプット（プレゼン力）の精度を高めていくことが重要である。受講者の取り扱い商品や関与している事業を題材にあげながら、お客様の心に響くインプットとアウトプットの方法について、具体的な事例を交えながら解説する。

頭でっかちの理論派は、現場での営業活動で試練を受けて苦労する。また、猪突猛進の実践派は、非効率的な動きが目立ち成果があがり難い。理論と実践のバランスこそが成果をあげるためのポイントである。受講者の取り扱い商品や関与している事業を題材にあげながら、成果をあげるために必要な理論と、明日からの行動が向上する具体的な実践方法について解説する。