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経歴
- 1982年
- 早稲田大学政治経済学部経済学科卒
- 1982年
- 川口市立芝東中学校講師
- 1983年
- 川口市立十二月田小学校助教諭
- 1984年
- 戸田市立戸田第一小学校助教諭
- 1985年
- 蕨市立南小学校助教諭
- 1986年
- 練馬区立開進第一中学校講師
- 1987年
- 全国青色申告会総連合主事
- 1991年
- 株式会社企画センター編集部次長
- 1992年
- 株式会社大空社編集部
- 2000年
- 株式会社現代けんこう出版編集部課長
- 2006年
- 法政大学文学部非常勤講師(出版社勤務と兼任)
主な講演テーマ
「江戸に学ぶ子育て・人づくり」
「江戸に学ぶ子育て・人づくり」
江戸時代のあやまり役は日本の教育文化の一つであり、このような風土が人を育てた。また、子育ての最終責任は父親にあり、ほとんどの育児書が父親を対象としたものだった。江戸時代には様々な育児書が作られ、様々な年代別教育論が生まれた。その一つ、『養育往来』は子供に子育ての秘訣を説いた読み書き教科書で、その中に江戸時代の育児理念が凝縮されているが、その根本は「中らずともいえども遠からず」という言葉に象徴されるように、正直や誠意であった。
「日本の父道と胎教論」
「日本の父道と胎教論」
現代では父親の育児参加が課題だが、江戸時代は父親が育児の中心であった。胎教ですら、父親が母親に教えるべきとする主張もあり、妊娠中の妻に対する夫の看護は精神的なものから肉体的なもの(妊娠中毒症の際の応急処置等)までが期待された。日本の胎教の歴史からも、日本の教育文化のありようが見えてくる。また、種々の育児支援が幕府・諸藩・民間レベルで行われており、地域における教育ネットワークも存在した。
「江戸の子育て─父母と手習師匠の役割─」
「江戸の子育て─父母と手習師匠の役割─」
近年、父親の育児参加が課題だが、江戸時代に作られた多彩な育児書は基本的に父親対象だった。当時の育児書に「母子」の語が使われるのは稀で、ほとんどが「父子」であり、それが親子関係を示していた。また、「教育」も今日では主に「学校教育」の意味で使われることが多いが、江戸時代は「家庭教育」の意味での用例が古い。また、育児書の中には子ども向けのものまであり、読み書き教科書の『養育往来』には江戸時代の教育理念が凝縮されている。これら育児書から父親・母親・手習師匠の役割や心得から現代人が学ぶべきことは少なくない。
「女筆の時代と女性たち」
「女筆の時代と女性たち」
江戸時代には、女性の書が注目され、女流書家が輩出し、彼女たちの作品が続々刊行された時期があった。女筆手本の出版や女流書家の活躍が一つの社会現象となった背景には「仮名文化崩壊への警鐘」や「京都の伝統文化喪失への危惧」があった。そのような中で特に大きな役割を果たしたのは居初津奈と長谷川妙躰の2人であり、女性らしい表現の追求や、躍動感のある散らし書きなど、男性書家よりも革新的な書を追求し、男性の手紙の作法にとらわれない女性独自の作法を展開した。このような女筆の時代の意義として、(1)女性独自の文化の展開、(2)女性の自己主張、(3)女性の社会進出の可能性などが指摘できる。
「往来物から見える庶民の教養」
「往来物から見える庶民の教養」
往来物は平安時代から近代初頭まで続いた読み書き教材の総称であり、江戸時代には主に寺子屋教育で用いられ、数多くの往来物が作られ、刊本や写本として流布した。これら往来物は今日の学校教科書よりもはるかに多彩であり個性的であった。手紙のやりとり=往来がそのルーツであり消息科往来が基本ジャンルであったが、江戸時代には語彙、教訓、歴史、地理、産業、社会、理数など多分野にわたり、その内容も基礎的教養や生活規範、礼法、職業、家事、育児、諸芸、民間医療、暦占・祭礼、地理・異国、法令、文学、宗教など極めて広範であり、当時の庶民の教養世界のあらましが分かる。
主な実績
講演実績
【講演実績】
「往来物について」 1996.7.10、東京学芸大学附属図書館
「女往来物と女筆手本」 2002.4.28、尾島町満徳寺資料館
「女筆の時代と女性たち」 2002.12.7、桂の会主催・近世女性史講座
「江戸の学びと子育て」 2004.1.24、朝霞市博物館・くらしと文化の講座
「庶民生活と百人一首」 2005.1.7、(社)全日本かるた協会・百人一首文化講演会
「魅惑の往来物」 2005.7.23、江戸東京博物館・ボランティアガイド研修
「江戸期女性の読み・書き・そろばん」 2006.3.3、江戸東京博物館
「『親子茶呑咄』に学ぶ経営者の心」 2007.2.27、浦和北東ロータリークラブ例会
「寺子屋の世界」 2007.5.13、太田市満徳寺資料館
「江戸の子育て─現代へのメッセージ─」 2007.5.19、川崎市小児科医会創立40周年記念式典
「江戸の子育て」 2007.6.10、立正佼成会川口教会
「九十九里の手習師匠が書いた子育て書」 2007.6.23、千葉市多田屋・教養講座
「江戸の子育て─その知恵を現代に活かす─」 2007.10.4、郡上市小中学校長会主催・郡上市教育講演会
「印刷物から探る江戸文化の魅力」 2007.12.8、青木美智男・小沢詠美子・小泉吉永によるトークショー、
書協・雑協創立50周年記念、江戸文化歴史検定合同企画
「江戸時代に学ぶ教育と子育て」 2008.2.18、嬬恋村・健康であたたかい地域づくりを考える会
「江戸の子育て─その思想に学ぶ」 2008.5.11、太田市満徳寺資料館
「子どもは親の通信簿─江戸時代の子育てから学ぶこと─」 2008.8.3、大崎市教育委員会
「江戸の子育て──光と闇」 2008.11.29、群馬県立文書館・古文書解読公開講座
「江戸の徳育に学ぶ」 2009.9.5、江戸川区立松江第五中学校・道徳地区公開講座
「江戸に学ぶ人育て人づくり──日本の教育文化を見直そう!」 2009.9.12、町田市・地域社会福祉講演会
「江戸の子育て─日本の父道と胎教論」 2010.5.9、太田市満徳寺資料館
「江戸に学ぶ子育て・人づくり」 2010.6.19、蕨市スポーツ少年団・研修会
「江戸に学ぶ子育て・人づくり」 2010.6.20、川口明るい社会づくりの会・講演会
「江戸時代の子育てに学ぶ」 2011.11.13、ひょうご家庭応援県民大会・基調講演
「往来物から見える庶民の教養」 2012.1.18、昭和女子大学・特殊研究講座
「江戸の子育て─父母と手習師匠の役割─」 2012.2.18、海部歴史研究会講演会(愛西市)
【メディア出演】
「江戸の教育に学ぶ」(NHK教育テレビ)4回シリーズ全出演、2006.10
「江戸の色恋ものがたり」(NHK教育テレビ)、2008.6
クイズ番組「双方向クイズにっぽん力」(NHK-BS)、2009.4
「大江戸子育て事情」(NHK教育テレビ)で精神科医の香山リカ氏と対談、2010.1
「三従から三くだり半へ」(NHK教育テレビ)、2010.8
「江戸の子育て」(時代劇専用チャンネル「時代劇おもしろ雑学『虎の巻』」)、2012.4
【ラジオ】
「家訓を作ろう!」(NHK-FMラジオ)「日曜喫茶室」で作家の藤本義一氏と対談、2010.3
【関連書籍・執筆など】
ムック「NHK知るを楽しむ・歴史に好奇心」(日本放送協会)江戸の教育に学ぶ
書籍『秘伝江戸の占いとおまじない』(主婦と生活社)監修
【その他実績(学会発表等)】
「近世における女筆手本について」 1998.6.27、日本教育史学会・第409回例会
「女筆手本類の筆者としての津奈と妙躰」 1998.10.3、教育史学会・第42回大会
「往来物における絵図資料の活用について」 2002.10.6、教育史学会・第46回大会コロキウム
「女子用往来と百人一首」 2003.2.11、国際日本文化研究センター・シンポジウム
「百人一首と女子教育」 2005.6.25、武庫川女子大学関西文化研究センターフォーラム「雅俗交流と創造世界─百人一首の成立と享受─」
「女筆の時代と女性たち」 2006.7.1、江戸の女性史フォーラム(平成17-19年度科研費基盤研究「近世日本における
女性のライフサイクルと地域社会」主催)
「往来物と文字教育」 2007.4.28、フランス国立極東学院主催ワークショップ「文字を見る、絵を読む─日本文学とその媒体」
「女筆の時代と女性たち」 2009.12.13、民衆史研究会大会シンポジウム
本
- 『稀覯往来物集成』全32巻(大空社) ・『女筆手本解題』(青裳堂書店) ・『江戸時代女性文庫・補遺 女筆手本類』全12巻(大空社) ・『往来物解題辞典』全2巻(大空社) ・『女大学資料集成』全20巻+別冊1冊(大空社) ・『近世蔵版目録集成・往来物編』全3巻+別冊1冊(岩田書院) ・『近世育児書集成』第1回1~10巻(クレス出版) ・『近世礼法書集成』全15巻、別巻1冊(クレス出版) ・『大坪流馬術書』全2巻(岩田書院) ・『庄屋心得書親子茶呑咄』(岩田書院) ・『経典余師集成』全10巻(大空社) ・『近世町人思想集成』全17巻(クレス出版) ・『近世育児書集成』(クレス出版)
- 『女子用往来刊本総目録』(大空社)
- 『往来物解題辞典 全2巻』(大空社)共著
- 『江戸時代諸国海陸旅案内』(人文社)
- 『江戸の子育て十カ条』(柏書房)
- 『「江戸の子育て」読本』(小学館)
- 『江戸に学ぶ人育て人づくり』(角川SSコミュニケーションズ)
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