1974 年生まれ。神戸新聞社記者を経てイラク戦争を機に独立。イラク、ソマリア、スーダン、ウガンダ、ブルキナファソ、ケニア、カンボジアなどの紛争地や経済困窮地域を回り、国内では、戦争体験者や野宿労働者、東日本大震災被災者たちの取材を重ねてきた。命の有限性と継承性がテーマ。近年では滋賀県東近江市永源寺地域をはじめ滋賀や東北被災地、東京などで看取り、在宅医療、地域包括ケアの撮影に力を入れている。
ご本人からのメッセージ
イラクやソマリア、スーダンといった紛争地の「冷たい死」、東日本大震災など被災地での「悲しい死」を数多く取材する一方、在宅医療の看取りの現場で「あたたかい死」をも撮るようになりました。命は有限でありながらも、その死に際して、生き抜いてきた生命力と愛情という「いのちのバトン」を、残る者に手渡し得るのだと。
「冷たい死」、「悲しい死」、「あたたかい死」――。
数々のエピソードと写真スライドを通して、 命の重みと「いのちのバトンリレー」について共有できればと思います。
ご相談は無料です。
業界21年、実績3万件の中で蓄積してきた講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。趣旨・目的、聴講対象者、希望講師や講師のイメージなど、お決まりの範囲で構いませんので、お気軽にご連絡ください。
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経歴
- 1998年
- 京都大学経済学部卒業。
- 2000年
- 京都大学大学院経済研究科修了。神戸新聞社記者。
- 2003年
- イラク戦争取材を機に独立。
- 2007年
- イギリス・カーディフ大学ジャーナリズム学部修了。
- 2009年
- ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト日本版優秀賞
- 2010年
- 國森写真事務所代表就任
コニカミノルタ・フォトプレミオ2010 - 2011年
- 上野彦馬賞グランプリ
- 2012年
- 永源寺地域の写真絵本シリーズ『いのちつぐ「みとりびと」第1集』(農文協、4巻)でけんぶち絵本の里大賞を受賞。
- 2017年
- 同1巻が国際児童図書評議会(IBBY)の2017年版「IBBY障害児図書資料センター推薦図書」に選出。
主な講演テーマ
写真が語る、いのちのバトンリレー
~看取り、在宅医療、地域まるごとケアの現場から
写真が語る、いのちのバトンリレー
~看取り、在宅医療、地域まるごとケアの現場から
- 聴講対象者
- :医療介護福祉等の専門職/教育関係者
人類史上例のない超高齢社会を迎えた日本において、私たちはいかに望ましい形で死を迎えるのか―。日本人の7、8割が人生の終幕を自宅で迎えたいと思いながら、実際には9割弱が自宅外で亡くなっているのが現実。しかしその一方で、家族やご近所さん、往診医や訪問看護・介護たちの支えもあって、本人の望み通り最期まで自宅で過ごして逝く人たちもいます。そんな「幸齢者」は、代々受け継ぎ自らも長年蓄えてきた生命力と心(人間性)、愛情を看取る者に手渡して旅立ちます。「あたたかい看取り」の現場を写真スライドとエピソードを通じて紹介し、命のバトンリレーとその実現性について考えてみたいと思います。
写真が語る、いのちのバトンリレー
~被災地、紛争地、在宅看取りの現場から
写真が語る、いのちのバトンリレー
~被災地、紛争地、在宅看取りの現場から
- 聴講対象者
- :一部教育関係者/児童/学生
イラクやソマリア、スーダンといった紛争地や、東日本大震災などの被災地での「悲しい死」を数多く取材するにつれ、看取り・在宅医療の現場での「あたたかい死」をも撮るようになりました。命は有限でありながらもその死に際して、残る者にその生命力と心、愛情という命のバトンを手渡し得る―。「悲しい死」と「あたたかい死」の数々のエピソードと写真スライドを通して、命の重みと命のバトンリレーについて伝えたいと思います。
紛争地の子どもたち~てのひらの命のともしび
紛争地の子どもたち~てのひらの命のともしび
- 聴講対象者
- :児童・教育関係者/一般大人
イラクやソマリア、スーダンなどの紛争地や、ウガンダ、ケニア、ブルキナファソ、カンボジアなどの経済貧困地域で子どもたちは、身の危険と立ちはだかる困難にぶつかりながらも、一日一日を懸命に生き抜こうとしています。死が身近にあるほどに、生命力を輝かせる―。そんな印象さえ受けました。子どもたちの夢は? 日本との関わりは? 写真スライドを通して、子どもたちの生活と想いを紹介します。
沖縄戦の兵隊さん
沖縄戦の兵隊さん
- 聴講対象者
- :児童・学生・教育関係者/一般大人
国内唯一の大規模地上戦が繰り広げられた沖縄戦。これまで沖縄住民による証言は発表されてきましたが、当時兵隊だった人たちのまとまった証言集は皆無でした。沖縄戦史の空白を埋める作業として、兵隊だったおじいさんたちの証言を写真スライドを交えてお伝えします。
主な実績
講演実績
滋賀県医師会県民公開講座「在宅ケア・在宅医療・看取りの現場を通して~命のバトンを次世代に」/立命館大学国際平和ミュージアム「世界の紛争と貧困を撮る」/日本看護学会/北九州市人権週間記念講演会/岡山県緩和ケア県民公開講座/日本死の臨床研究会年次大会/東本願寺公開講演会/滋賀県小中学校教育研究会50周年記念講演会 その他、小・中・高校・大学や公立会館・図書館等での講演多数。
テレビ
NHK | NHKニュースおはよう日本/ |
---|---|
TBS | Nスタ/ イブニングニュース/ |
朝日放送 | NEWSゆう+/ |
新聞
朝日新聞 / 毎日新聞 / 読売新聞 /
受賞歴
2009年 | ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト日本版優秀賞受賞 | |
---|---|---|
2010年 | コニカミノルタ・フォトプレミオ | |
2011年 | 上野彦馬賞グランプリ | |
2012年 | けんぶち絵本の里大賞 |
連載・執筆
週刊現代 「東日本大震災被災地の写真発表」 / AERA 「ひきこもり少年、ウガンダに行く 発表」 / デイズジャパン 「私の取材機材」 / 婦人画報 「看取りの写真記事発表」 /
本
- 『子ども・平和・未来 21世紀の紛争〈1〉アジア...』(岩崎書店)
- 『TSUNAMI3・11』(電子本ピコ第三書館販売)
- 『いのちつぐ「みとりびと」(全4巻)』(農山漁村文化協会)
- 『いのちつぐ「みとりびと」(第2集4巻セット) (...』(農山漁村文化協会)
- 『ご飯が食べられなくなったらどうしますか?』(農山漁村文化協会)
- 『アンネのバラ 40年間つないできた平和のバト...』(講談社)
- 『TSUNAMI3・11』(電子本ピコ第三書館販売)
- 『証言 沖縄戦の日本兵―六〇年の沈黙を超えて』(岩波書店)
- 『〈JVJA写真集〉3・11 メルトダウン』(凱風社)
- 『家族を看取る―心がそばにあればいい (平凡社...』(平凡社)
- 『月になったナミばあちゃん―「旅立ち」はふる...』(農山漁村文化協会)
- 『恋ちゃんはじめての看取り―おおばあちゃんの...』(農山漁村文化協会)
- 『いのちのバトンを受けとって―看取りは残され...』(農山漁村文化協会)
講演料金目安
- 料金非公開講師になりますので、
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お客様の声
いのちをつなぐこと~看取りの現場に想う~
講師の方のとてもやわらかな語り、写真が伝える「いのち」の想いが、参加者の方一人ひとり、自分の経験を通じて、様々な想いを抱く事ができたかと思います。参加者からは、「いのち」「家族」「生きる」「繋がり」「感謝」等、様々キーワードが感想してあがっていました。「いのち」という大切なテーマを温かな気持ちで聞く事ができ、感謝しております。本当に素晴らしいご講演ありがとうございました。 | 100点 |
在宅ケア・医療、看取りの現場を通して~命のバトンを次世代に
フォトジャーナリストとしての体験の中で、大変良い取材をされていて感動しました。内容に深みがあって、伝えたいメッセージが伝わってきました。映像は言葉より一層、心に届くものだということを実感しました。これからも、このような形で先生が講演する機会が多くあれば、在宅医療の啓もう活動として有意義であると感じています。 | 90点 |