高校時代に俳句を始めました。少女期から原始仏典や唯識、老荘などの東洋思想に親しみ、俳句を日本文化や思想の中でおおらかに捉える視座を身につけて参りました。その成果はドゥマゴ文学賞受賞記念講演のフランス各都市での講演でも好評を博し、2018年の桂信子賞記念講演も好評で東京再演となりました。また俳句朗読パフォーマンスもいたします。俳句からひろく文学、仏教、老荘、美術、茶の湯や能など、ご要望にあわせ柔軟に対応させていただきます。熱くたのしく語ります。
ご相談は無料です。
業界21年、実績3万件の中で蓄積してきた講演会のノウハウを丁寧にご案内いたします。趣旨・目的、聴講対象者、希望講師や講師のイメージなど、お決まりの範囲で構いませんので、お気軽にご連絡ください。
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経歴
- 1974年
- 静岡高校在学中から毎日新聞の飯田龍太選に入選・特選等重ねる。
- 1979年
- 早稲田大学第一文学部文芸科卒業
- 2013年
- 芸術・俳句評論集「余白の祭」で第23回Bunkamura
ドゥマゴ文学賞受賞 - 2014年
- 1月上記受賞記念講演をパリ日本文化会館で行い大好評。
上記の成果によりパリ日本文化会館客員教授に就任し12月再渡仏。コレージュドフランスで「他者への開け 日本文化と俳句」を、リヨン第3大学・エクスマルセイユ大学・パリ日本文化会館で「日本の美と時間のパラドクス」を好評を博し熱く迎えられる - 2015年
- (株)ウェッジの新幹線グリーン車配布雑誌「ひととき」に日本を代表する現代陶芸家を尋ねるエッセイ「土の歌」を1年間連載。同時に(株)芸術新聞社「墨」に俳句と日本文化についての長文エッセイ「水呼びかわす」を23回連載。
- 2016年
- 4月より2018年3月まで2年間朝日新聞で「俳句時評」を毎月担当。
- 2017年
- 3月、第4句集「夢洗い」によって第67回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。
7月、上記句集によって第72回現代俳句協会賞を受賞。
11月、日本近代文学館の声のライブラリー(永久保存)で俳句朗読パフォーマンスを髙橋睦朗と二人で開催(司会 伊藤比呂美) - 2018年
- 2月、今までの俳句と散文の両方の活動実績によって第9回桂信子賞を受賞。
4月、上記講演が大好評につき文京シビックホールにて
再演が決定。
主な講演テーマ
花と富士 日本の美と時間のパラドクス
花と富士 日本の美と時間のパラドクス
- ジャンル
- :俳句/文化/生涯学習
- 聴講対象者
- :一般市民
わたしたちの愛するさくらの花は、まず古代文学の「古事記」や「伊勢物語」に、どのような光と翳をもって登場してくるでしょうか。そこには早くも、日本文化の源流をなす特異な時間意識の萌芽がみられます。変化とはかなさに美を見出す感性は、中世の世阿弥によって、日本美の深みに到達します。この「幽玄」の地下水脈は、やがて川端康成の「末期の目」の美学となってふたたび姿をあらわします。じつは俳句の時間とは、この「幽玄」と「末期の目」を引き受けたところに花ひらくものではないでしょうか。芭蕉と近現代の花の名句を鑑賞しつつ、日本文化に幻生(げんしょう)する時間の美酒を汲んでみましょう。
俳句 他者への開け
俳句 他者への開け
- ジャンル
- :俳句/文化/生涯学習
- 聴講対象者
- :一般市民
人間の悲哀の感情に、マイナスではなく、新たな創造の大地としてのプラスの価値を見出します。東洋思想の「無」と言語はどのように関わるでしょうか。そこに余白の豊饒を響かせる俳句の可能性を発見します。さらに、唯識思想のシビアな人間認識と、『荘子』の万物斉同をふまえて、世界最短詩の俳句が「切れ」をもつことで、大きく深い世界に開かれていることを説き明かします。あわせてみずからの俳句の創作工房を、日本文化のさまざまな魅力とともに熱く語ります。
感情の花 恋と俳句
感情の花 恋と俳句
- ジャンル
- :俳句/文化/生涯学習
- 聴講対象者
- :一般市民
古事記における伊邪那岐命、伊邪那美命との出逢いから日本の国土が創られたように、日本文化において、恋の詩歌は脈打つ大河を形成しています。日本最古の詩歌集「万葉集」から、現代までの恋の和歌や俳句を鑑賞し、特に、三橋鷹女に焦点を当て、その激しい恋情に迫ります。そこから俳句の「季語」と「定型」と「切れ」、三つの思想的背景を探っていきます。極小の詩である俳句を、大きく豊かに響かせるこのトライアングルは、二十一世紀に生きるわたしたちの、心の燈明になる可能性を秘めています。
主な実績
講演実績
国際交流基金/パリ日本文化会館/日本リネンサプライ/京都ロータリクラブ/伊丹市柿衛文庫/静岡県立美術館/甲信越俳句協会/日本近代文学館/神奈川近代文学館
受賞歴
2014年 | Bunkamuraドゥマゴ文学賞 | |
---|---|---|
2017年 | 芸術選奨文部科学大臣賞 | |
2017年 | 現代俳句協会賞 | |
2018年 | 桂信子賞 |
本
- 『余白の祭』(深夜叢書社)
講演料金目安
- 料金非公開講師になりますので、
お問い合わせください。