メガネのキャッチャーは成功しないなどと言われ、大学時にドラフトで指名されず、社会人野球の競合、トヨタ自動車入り。翌年の、ソウルオリンピックでは野茂英雄、潮崎哲也らとバッテリーを組み、活躍。プロ入り後のヤクルトでは、野村克也氏と出会い、扇の要として、90年代のヤクルト黄金時代を支えた。盗塁阻止率はもちろん、打者として最多安打や首位打者も獲得。2015年には野球殿堂入りも果たす。

高校時代は当時では珍しく1年生から活躍。桑田氏在籍時、KKコンビ率いるPL学園は、春夏5度甲子園に出場し、優勝2度、準優勝2度と華々しい実績を収める。読売からドラフト1位指名され、入団。斎藤雅樹、槙原寛己とともに3本柱を形成し、10.8決戦では、好リリーフで優勝に貢献。その後、怪我と付き合いながらも通算173勝をあげる。2007年には、メジャーリーグに挑戦し、引退。

高校時代は無名の選手も、1983年ドラフト5位で中日ドラゴンズに入団。1988年当時、戦力外当落線上の山本氏は、キャンプ地のベロビーチで野球交換留学として残留し、世話役のアイク生原氏と再会。アイク生原氏のすすめで、バレンズエラのスクリューを習得。山本氏の代名詞となり、1994年には沢村賞を受賞。最多勝3回、最優秀防御率と最多奪三振を1回ずつとるなど、誰もが知る球界のレジェンドとなった。

広島商業高校時代、江川率いる作新学院を下し、春の選抜で決勝まで勝ち上がる。1977年ドラフト4位で広島へ入団。珍プレー・好プレー大賞での、ひょうきんな一面ばかりが目立つが、常に研究熱心であり、先輩にも一目置かれていた。結果としてベストナイン、ゴールデングラブ賞を3回ずつ受賞した。現役引退後は1999年から2シーズン広島を指揮した。近年はコーチとして甲斐拓也などを育てる。

東北福祉大学時代は、矢野輝弘・斎藤隆らと汗を流す。1991年広島にドラフト4位で入団。当時は線が細く、地道な体づくりをすることで徐々に頭角を現し、2000年にはトリプルスリーを達成した。2003年、星野氏に口説かれ阪神にFAで移籍。3番バッターとしてつなぎに徹し、18年ぶりのリーグ優勝に貢献。2006年にはカル・リプケンの持つ、連続試合フルイニング出場記録を更新。鉄人となる。

鳴門工業高校から帝京大学を経て、98年（高卒は松坂世代の年）のドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに入団。バレンタイン監督時代に正捕手になり、2005年、10年には日本一を経験。特に2010年の日本一は、「史上最大の下克上を見せる!」と発言し、見事に現実にした。また2006年の第1回WBCでもマスクをかぶり世界一に導いた。現在はYouTuberとしても活躍している。

シュアな打撃とパンチ力を兼ね揃えた「若松二世」。1992年ドラフト3位でヤクルト入り。98年からリードオフとして規定打席に到達。99年に打率3割を達成。2001年には打率.312でリーグ優勝、日本一に貢献。青木の台頭後の2007年はシーズン代打起用回数98回、代打安打31（ともに日本記録）で「代打の神様」と称された。引退後の2015年にヤクルトの監督に就任、初年度優勝を成し遂げた。その年のドラフトで伝説のくじ引きを披露。

1972年ドラフト2位で近鉄バファローズに入団。強肩捕手として活躍する一方、独特のスタイルでバッティングのタイミングをとる「コンニャク打法」で人気を博す。現役時代は、リーグ優勝2回を経験し、ベストナイン3回、ゴールデングラブ賞4回を受賞。1988年に現役引退。2000年に大阪近鉄バファローズの最後の監督に就任。2001年には、前シーズンに最下位だったチームをリーグ優勝へと導いた。

端正な顔立ちで人気がある森脇氏は、1978年ドラフト2位で近鉄に入団。その後トレードで広島・南海と渡り歩く。現役引退後の1997年から13年間ホークスで主に一軍・二軍で内野守備・走塁コーチを務める。ノックの技術は球界屈指とされ、王監督不在時のホークスでは、監督代行を務めた。オリックスの監督時の2014年には古巣のホークスと壮絶な優勝争いを演じ、ゲーム差なしの2位にチームを押し上げた。

中京高校時代は二年生の時、双子の兄とともに甲子園に出場。亜細亜大学を経て、2006年に福岡ソフトバンクホークスに入団。チームの主軸として活躍。2010年、2011年のリーグ連覇に貢献する。「熱男！」のフレーズは今やチームだけでなく松田本人の代名詞となる。2013年にはWBC日本代表に選出。2023年には、40歳までの現役の夢を叶えるべく幼少期からのファンだった読売巨人軍に入団。

横浜・桜丘高から亜細亜大学を経て、1987年、ドラフト1位で近鉄バファローズに入団。1988年、伝説となる「10.19」のダブルヘッダーに連投し悲劇を経験。1989年、最多奪三振（183個）と最多勝利（19勝）のタイトルを獲得し、悲願のリーグ優勝を果たす。現役選手時代は、ドラフトで競合した3球団全てに在籍し、しかもその3球団全てで優勝を経験するという強運の持ち主。

大阪・阪南大高からドラフト2位で日本ハムファイターズに入団。チームのエースとして活躍し、「ピッチャー・岩本」のコールでスタンドを沸かした。また、ヒーローインタビュー時の「まいどっ！」というあいさつなど、明るいキャラクター・通称「ガンちゃん」として多くのファンから愛された。CS放送のフジテレビONE「プロ野球ニュース」でのMCでもアナウンサーを巻き込みながら場を盛り上げ活躍中。

熊本商業時代は、2番セカンドになるが、高野連の規定により公式戦出場なしも、女子野球世界大会では優勝を経験。2005年から萩本欽一氏が監督を務める茨城ゴールデンゴールズに所属、一躍脚光を浴びる。萩本氏勇退後は選手兼任監督に就任。私生活では、2017年に『24時間テレビ』内で元プロ野球選手の小林氏からプロポーズされ結婚。

1980年ドラフト3位で大洋ホエールズに入団。スーパーカートリオの1番バッターとして活躍し、盗塁王、ベストナイン、ゴールデングラブなどの輝かしい成績を残した。またオフには年棒調停で、アップを勝ち取る改革派。最近は、YouTubeのチャンネルを立ち上げ、日本の元プロ野球選手史上初となるYouTuberとなった。息子の「高木3兄弟」はいずれもプロサッカー選手である。

尽誠学園高校3年時、第80回夏の甲子園記念大会に出場。いわゆる松坂世代である。2回戦で久保康友を擁する関大一高に敗れる。愛知学院大学を経て、2002年横浜から指名を受け入団。広島へトレード後は、複数ポジションを守り、守備固めに代走と年々存在感を増し欠かせない存在になった。その後西武に移籍し、2017年11月プロ野球選手から初めてクリケットへ転向。夢・挑戦を語る。

ヤクルト時代はロケットボーイズとしても親しまれ、2004年9月の阪神戦において日本人最速タイ記録となる158キロを3球続けて話題に。その後、ニューヨーク・メッツなどメジャーリーグ数球団でも活躍し日本球界に復帰。速球派と言われていたスタイルから、MLBから帰国後、技巧派投手として様々なトレーニングやチャレンジを経てモデルチェンジをし、キャリアハイの成績を残す。

オリックス時代、イチロー選手の専属打撃投手を務め、 「イチローの恋人」として一躍マスコミに紹介される。当時、イチロー選手と毎日、寮・グランド・遠征先・食事をともに行動し、考え方と意識、心・技・体を共にした。一日だけ打撃投手を休んだ奥村氏は、「もう、ヒット打たなくていいんですね。」と言われたエピソードを持つ。また、少年時代の田中将大にスライダーの投げ方を指導した。講演会も好評を博す。

青山学院大学卒業後、サンケイスポーツ新聞社入社、産経新聞社運動部を経て、フリーランスになる。メジャーリーグの取材する中で、怒りをコントロールし、エネルギーに変える重要性を感じ、現在は、アンガーマネジメントのテクニックを伝えるファシリテーターとしても活動している。講演では、組織マネジメントや日常生活の中で役に立つ9つの習慣をお伝えする。管理職の方など、研修におすすめの講師です。

東京放送ホールディングスが所有していたベイスターズをDeNAが買収したことに伴い、代表取締役社長に就任。横浜に密着したブランディングを進め、既成概念にとらわれない経営を行う。その結果、2011年からの5年間、横浜DeNAベイスターズが最下位争いで低迷し続ける中でも、横浜スタジアムの観客動員65％アップ、年間稼働率90％以上にまで引き上げた。地域ブランディングにおすすめです。

高校・大学と練習による右肩の酷使で現役続行を断念。選手生命が絶たれたことをきっかけに合理的なトレーニングの研究に勤しんだ。1989年、近鉄バファローズのコンディショニングコーチとして初めてプロ野球チームと契約。とくに仰木彬や野茂英雄からの信頼は厚かった。1997年には、のちに千葉ロッテで再びタッグを組むバレンタイン監督の推薦でニューヨークメッツのコーチに就任し、日本人初のメジャーリーグコーチになった。合理的トレーニングの先駆者である。

茨城県の競走馬調教師の家庭に生まれ、東農大二高で1982年4番エースとして夏の甲子園に出場。その年のドラフト会議で、ヤクルトから3位指名を受け1992年まで活躍。引退後は、医療機器メーカーに勤務し、教員免許を取得。1997年4月に野球部のない、つくば秀英高校の地理歴史科教員として着任。県でベスト8進出。転校先の川越東高校でも秋の県大会でベスト4に導いた。その後、ヤクルト時代のチームメイトだった栗山英樹監督にこわれ、日本ハム1軍ヘッドコーチに就任。異色の経歴からお話しする。